世界観警察

架空の世界を護るために

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婚約を巡る書簡集 ⑻ - 翻訳

おはようございます、茅野です。 先日話題の『ポケモンSleep』を入れたんですけれども、「ポケモンたちの寝顔を観察しよう!」というコンセプトが、なんだか悪いことをしている気分になりますね(※主に衝立に穴を開けて殿下の寝顔を覗き見し、本人にバレてド…

婚約を巡る書簡集 ⑺ - 翻訳

おはようございます、茅野です。 東京の最高気温は37度を記録し、世の中には暗いニュースが溢れ、殊更惨憺たる世界と化しておりますが、皆様如何お過ごしでしょうか。身体にも精神にも気を配って生活したいところです。 さて、今回は「婚約を巡る書簡集」の…

婚約を巡る書簡集 ⑹ - 翻訳

こんばんは、茅野です。 先日、プッチーニの傑作オペラ『ラ・ボエーム』を観ました。ほんとうに良いオペラだ……、名作の理由がよくわかります。すきです。 ↑ レビュー記事。 そして改めて思ったのですが、恋人に看取られて結核で亡くなる殿下は、もう完全にイ…

婚約を巡る書簡集 ⑸ - 翻訳

こんばんは、茅野です。 最近、恐ろしく今更ながら、 Duolingo を始めてみました。 ↑ わたくしのアカウントです。最近よく ID で用いている Parus 1832 が何のことかわかった方はこっそり教えて下さい。ヒント:ロシア語+年号。 今のところ、今までも縁があ…

婚約を巡る書簡集 ⑷ - 翻訳

こんばんは、茅野です。 昨日、面白いツイートを拝見しました。 読めて草 https://t.co/rPsztIPPfX — 茅野 (@a_mon_avis84) May 31, 2023 そんなことあるんですねえ。デンマーク語の学習が役に立った(?)、比較的貴重な場面でした。 日本は島国ということ…

婚約を巡る書簡集 ⑶ - 翻訳

こんばんは、茅野です。 先日、オペラ『ローエングリン』とバレエ『夏の夜の夢』を連続で鑑賞しました。 ↑ レビュー記事。 『ローエングリン』と『夏の夜の夢』には、それぞれ非常に有名な「結婚行進曲」があります。両方、誰でも知っているレベルの名曲です…

婚約を巡る書簡集 ⑵ - 翻訳

こんばんは、茅野です。 東京は猛暑と涼しい日を行ったり来たり。四月にも関わらず、まさかの冷房を解禁しました。冷暖房無しに過ごせる期間、余りにも短すぎませんか? さて、今回は現在連載中の「婚約を巡る書簡集」の第2回となります。 我らが殿下こと、…

婚約を巡る書簡集 ⑴ - 翻訳

こんばんは、茅野です。 最近は、空き時間に結構なハイペースで読書に勤しんでいるのですけれども、インプットばかりではどうにもウズウズしてしまう物書き性分。本当はもう少し後に書く予定でしたが、我慢できずに文章を書き始めてしまう堪え性の無さ。 そ…

大公殿下と公爵の往復書簡 ⑼ - 翻訳

こんばんは、茅野です。 渋谷 Bunkamura にて、舞台『アンナ・カレーニナ』の上演が開始されました。来月に席を取りました! 楽しみ。 それに際して、原作を再履しているのですけれども、一度読んでいるはずなのに面白く、電車内で読んでいたら、二回も電車…

大公殿下と公爵の往復書簡 ⑻ - 翻訳

Godaften! Hvorden har du det?(こんばんは! 如何お過ごしですか?) Jeg hedder Kayano, og er begyndt at lære dansk.(デンマーク語を学び始めた茅野といいます)。 Jeg vil også læse noget dansk materiale!(デンマーク語の資料も読んでいきたいです…

大公殿下と公爵の往復書簡 ⑺ - 翻訳

こんばんは、茅野です。 先日の記事にも書いたのですけれども、なんでも、我らが殿下がモデルの小説が文学賞を受賞したとかで……。そんなことある?(最早口癖)。 しかし、拝読させて頂いたら、結構わたくしが書いた文章がそのまま流用されていて、思うとこ…

大公殿下と公爵の往復書簡 ⑹ - 翻訳

こんばんは、茅野です。 いつの間にやら、殿下関連の記事を40記事も書いているらしいです。なんだって。 連載をやると記事数が溜まりますね……。殿下研究が大好きなので、他にも書きたい内容が色々あり、今後もどんどん記事数を増してゆきそうです。恐ろしき…

大公殿下と公爵の往復書簡 ⑸ - 翻訳

こんばんは、茅野です。 ユリウス暦でのことになりますが、殿下、名の日おめでとうございます。12月6日は、「聖ニコラオスの日」です。お祝いの準備は万端ですか? 公爵は63年にシガーケースを贈っていますが、毎年どれくらい貢ぎ物を貰うんでしょうね、あの…

大公殿下と公爵の往復書簡 ⑷ - 翻訳

こんばんは、茅野です。 この間、友人の家でお泊まり会をしたのですが、夜にディズニー映画の鑑賞マラソンを敢行しました。最終日にディズニー映画の中でも人気の高い名作『リトル・マーメイド』を観て、「なるほど、確かにこれは頭一つ抜けているな……」と分…

大公殿下と公爵の往復書簡 ⑶ - 翻訳

こんばんは、茅野です。 公演評などの執筆に追われて、連載の更新がままなっておりません。今回は漸く投稿できて何よりです。 というわけで今回は、我らがニコライ・アレクサンドロヴィチ皇太子殿下と、メシチェルスキー公爵の往復書簡を読んでいくシリーズ…

大公殿下と公爵の往復書簡 ⑵ - 翻訳

こんばんは、茅野です。 最近は「レビュー執筆マラソン」をコツコツと続けているのですが、半数を超えましたので、一旦息抜きを。昨日は「良い推しの日(11/04)」ということなので、わたくしもオタ活をば。 というわけで今回は、ニコライ・アレクサンドロヴ…

皇太子殿下の古語の手紙 - 翻訳

こんにちは、茅野です。 正に本日、『Victoria 3』というストラテジーゲームが発売されまして、友人たちから散々「お前の推しが出るかも」と言われ、大変にそわそわしております。目撃情報お待ち申し上げております。 さて、というわけで今回も続きまして、…

大公殿下と公爵の往復書簡 ⑴ - 翻訳

こんばんは、茅野です。 新シーズンが始まり、劇場通いをしているので、レビュー記事を大量に投下したいのですが、如何せんほぼ毎晩出向くために、執筆が間に合っておりません。 そもそもレビューは書くのに苦手意識があるので、モチベーションを上げづらい…

フィルソフ『皇太子ニコライ・アレクサンドロヴィチと若き日の皇帝アレクサンドル3世の想い出』抜粋 - 翻訳

おはようございます、茅野です。 またすっかり夜行性物書きと化している今日この頃です。夜更かしって楽しいですよね。 さて、先日、重めの連載をめでたく完走したので、今回は少し気軽に一本単発を書いて遊ぼうと思います。 ↑ 完結したもの。全5回です! 宜…

ガデンコ『皇太子ニコライ・アレクサンドロヴィチ』⑸ - 翻訳

おはようございます、茅野です。 いつの間にやら今年も誕生日を迎えまして。U25(劇場で25歳以下は割引料金で観劇することができるチケットのこと)の期限がそろそろ怖くなってくるお年頃です。いつの間に……、恐ろしや。 さて、今回は、ガデンコ著『皇太子ニ…

ガデンコ『皇太子ニコライ・アレクサンドロヴィチ』⑷ - 翻訳

こんばんは、茅野です。 八月も折り返しを迎え、戦いております。 さて、今回はガデンコの『皇太子ニコライ・アレクサンドロヴィチ』を読むシリーズの第四弾です。少々ご無沙汰してしまって恐縮で御座います。前回で殿下が亡くなってしまったのでモチベーシ…

ゴロヴィーン『回想録』3章・7章 抜粋 - 翻訳

こんばんは、茅野です。 ろくに雨も降っていないのに梅雨が明けたらしい東京。わたくしは個人的にモーリタニアという国に関心を寄せており、スマホのお天気アプリですぐに首都ヌアクショットの天気と気温を見られるようにしているのですが、北アフリカよりは…

ガデンコ『皇太子ニコライ・アレクサンドロヴィチ』⑶ - 翻訳

こんばんは、茅野です。 もう夏到来か……という暑さですね。日本はいつから熱帯に。 さて、今回は、ガデンコの『皇太子ニコライ・アレクサンドロヴィチ大公』を読むシリーズの第三弾です。 ↑ 第一回はこちらから。 今回は、第二章『皇太子の病と死の目撃者の…

ガデンコ『皇太子ニコライ・アレクサンドロヴィチ』⑵ - 翻訳

こんにちは、茅野です。 先日は弾丸で滋賀旅行に行っていたりしました。歴オタ(戦国史)ともだちの同行だったのですが、詳しいオタクの解説を聞きながらの城址巡りはまた乙ですね。わたしも聖地巡礼がしたい! さて、今回は、ガデンコの『皇太子ニコライ・…

ガデンコ『皇太子ニコライ・アレクサンドロヴィチ』⑴ - 翻訳

こんばんは、茅野です。 五月も終わろうとしている事実に戦慄しております。 さて、今回から新連載を開始致します。 前回は、ヴラジーミル・ペトローヴィチ・メシチェルスキー公爵の『回想録』を読むシリーズを連載していたのですが、先日めでたく完結致しま…

メシチェルスキー『回想録』1865年36節 - 翻訳

こんにちは、茅野です。 寒暖差が激しい今日この頃、皆様もお身体にはお気を付けください。 さて、今回は、いよいよ最終回!メシチェルスキー公の『回想録』を読むシリーズ第七弾です。 ↑ 第一回はこちらから。 奇しくも前回の「限界同担列伝」シリーズも全…

メシチェルスキー『回想録』1864年33節(後編) - 翻訳

こんばんは、茅野です。 もう梅雨入りでしょうか? 信じられない……。 さて、今回は、メシチェルスキー公の『回想録』を読むシリーズ第六弾です。 ↑ 第一弾はこちらから。 第六弾となる今回は、前回の1864年編第33節の続きになります。 前回は、オランダのス…

メシチェルスキー『回想録』1864年33節(前編) - 翻訳

こんにちは、茅野です。 未だ4月にも関わらず、冷房が必要なほどの熱気に包まれております。どうしたことでしょう。どこへ、どこへ去ったのか、我が適温の春の日々よ……。 さて、今回は、メシチェルスキー公の『回想録』を読むシリーズ第五弾です。 ↑ 第一回…

メシチェルスキー『回想録』1863年31節 - 翻訳

こんばんは、茅野です。 明日4月12日はユリウス暦での殿下の命日です。実に157回忌。今でも歿地となったニースでは、命日に追悼ミサを行うそうです。是非とも一回参加したいですね。 というわけで今回は、メシチェルスキー公爵の『回想録』を読むシリーズ、…

メシチェルスキー『回想録』1863年25節 - 翻訳

こんにちは、茅野です。 もう三月も終わろうという事実に慄いております。時の流れの速さよ。 さて、今回は、メシチェルスキー公の『回想録』を読むシリーズ第三弾です。 ↑ 第一弾はこちらから。 第三弾となる今回は、前回の1863年24節の続き、1863年25節で…