世界観警察

架空の世界を護るために

雑記

"世界観警察"とはなにか

近頃、稀に「世界観警察」という言葉を耳にします。 基本的に、時代考証などに厳しすぎるファンを揶揄していうようです。 そこで、ブログを立ち上げるにあたり、敢えてこの名前を選びました。 悪いイメージを払拭するというのは簡単なことではありませんが、…

読書ノートの勧め

こんばんは、茅野です。 最近、ちょっと新しいことを始めてみたのですが、これがなかなか面白く、盛大に時間を溶かしています。いずれエッセイにするかも。お楽しみに(?)。 さて、今回は単発です。何故か続いてしまった「書き物の勧め」シリーズ。人類よ…

メモ持ち込み観劇の勧め

こんばんは、茅野です。 先週は雨だか低気圧だかのせいか、妙にモチベーションが上がらず、作業が滞りまくりました。滞りまくったので、正直記事を書いている場合ではないのですが、好き勝手に文章を書くことは最良の息抜きであるので、一筆やって遊びます。…

園芸超初心者がオレンジの花を育ててみた話

こんばんは、茅野です。 今日寒すぎませんか? 暖房が要るレベル。異常気象が過ぎる……。 本日4月24日は、我らが殿下ことロシア帝国皇太子ニコライ・アレクサンドロヴィチ殿下の命日です。 ↑ 「人間が持ち得る美徳の全てを集約した」と称される非凡さの塊、我…

「ニクサの予言」- 帝政ロシア雑記

こんばんは、茅野です。 春になり、暖かくなってきたので何か新しいことを始めたいなあと思いつつ、特に具体案がない今日この頃。何か新たなる楽しみを発掘できるとよいのですが。 弊ブログ「世界観警察」のレイアウトは、PC 版では右側に「Recent Articles…

自由は心に住みよいか - 特別お題記事

こんばんは、茅野です。 今回は、特に書く予定はなかったのですが、1時間強時間が空きましたので、折角ですし特別お題に乗じて一筆やってみようかと思います。 私がとらわれていた「しなきゃ」 by LIFULL STORIES ↑ 特別お題バナー。 というわけで、今回は久…

1865年5月のオーストリア - 歴史雑記

おはようございます、茅野です。 昨晩、衝撃的なマシュマロが届きました。 ファッ!?!?!!? な、な、……、そんなことある???お、おぉ……!? 余りの驚きに意味不明な文字列しか打てないのですが……、ええと、まずはおめでとうございます!! そしてわた…

「夜の女王」の復讐、「黒の舞踏会」 - 帝政ロシア雑記

おはようございます、茅野です。 先日、めでたく(?)、我らが殿下が「髪の毛一房43万円の男」に成り仰せてしまいました。そんなことある? ↑ 世の中には殿下の髪フェチというヤベー奴趣味のお宜しい方がいっぱいいるらしい。致し方ない、殿下の髪は美しい…

殿下の髪を入手し損ねた話

おはようございます、茅野です。 精神を安定させるのに最も有効なのは、言語化をすることだと信じている者です。 今回は全く書く予定のなかった単発記事です。大変感情が揺さぶられたので、言語化をしておきたいのです。 こちらは、深夜3時から早朝6時に掛け…

ホウエン地方の責任論を考える(他二篇) - ポケスペ4章・13章・15章考察雑記

おはようございます、茅野です。 もう八月が終わるというのは本当ですか。何か有益なことをしたかしら……と考えながらブログを見てみたら、今月は既に 20 記事書いているそうな。文字書きばかりしていたわけですね。 当ブログ「世界観警察」は、著者であるわ…

新生イディッシュ語音楽グループ「The Mamales」の話

おはようございます、茅野です。 結局わたしは書くのが好きなんだなと実感しているここ数日です。毎日1万字チャレンジ。 さて、今回は、珍しく音楽の中でもポップスの記事です。普段はオペラの記事ばかり書いているのですが……。 ちょっと素敵な音楽グループ…

精神救済図書の勧め

こんにちは、茅野です。 ここ数年、七月後半~八月前半になると運勢が大凶に傾くらしく、宜しくないことが立て続けに起こります。何故。大凶をアニュアルイベントにしないでくれ。 そして、学生の皆様におかれましては既に夏休みでしょうか。コロナも流行し…

「Midjourney」にお絵描きして貰ったレポート - 雑記

こんにちは、茅野です。 洒落た時候のご挨拶を書きたいところなのですが、「有り得ない暑さですね」以外に申し上げることが御座いません。皆様、熱中症には充分ご注意を。 さて、今回は簡単な体験レポートを。 先程、最近噂のお絵かきAI、「Midjourney」を使…

お題記事「本棚の中身」 - 雑記

こんばんは、茅野です。 今週のテーマが面白そうだったので、今回は珍しくお題記事を。 今週のお題は「本棚の中身」。当方は読書家というわけでもありませんが、本を読むのも好きなので、本棚の一部を公開してみようと思います。 単に自分の本棚を晒すだけな…

帆船模型「ウーヴァレン」襲来 - 雑記

こんにちは、茅野です。 最近オタ活を愉しみすぎている気がします。最高の推しを持てて幸せなオタクですね。 さて、今回は短い体験談を。わたしの趣味の研究対象推しロシア帝国皇太子ニコライ・アレクサンドロヴィチ殿下のリサーチをしていたら、なんと、彼…

超夜行性が一ヶ月規則正しい生活をしてみたレポート - 雑記

こんばんは、茅野です。 今回は、弊ブログにしては少々珍しいタイプの記事を書いてみようと思います。 突然ですが、わたしは筋金入りの夜行性です。小学生高学年の頃から夜型の生活を好み、早10年。「ドラキュラ」の渾名を恣にし、可能な限り太陽の光を避け…

生と死のオレンジ - 神話と文化雑記

こんにちは、茅野です。 もう大分桜の花は落ちてしまいましたが、花の季節・春はまだまだ続きます。 購入から大分経ってしまいましたが、この間、L'OCCITANE さんで『ネロリ & オーキデ』の限定版の香水を購入しました。 「オレンジの花(ネロリ)」に誘われ…

オネーギン、ウクライナへ行く - 文学・オペラ雑記

こんにちは、茅野です。 ウクライナ情勢のニュースを戦々恐々としながら見守りつつ、週末のシュトゥットガルト・バレエ団の来日公演を心待ちにする日々です。 ロシア国営のテレビチャンネルが日本からも BAN されたり、ロシアの劇場のアカウントを SNS から…

道化の帽子を考える - 舞台芸術考察雑記

こんばんは、茅野です。 もう二月も半ばを過ぎたということに衝撃を隠しきれません。どうでもいいですが、わたくしが『エヴゲーニー・オネーギン』との運命的な出逢いを果たしたのは丁度この頃のことでした。感慨深いです。 先日、東京バレエ団さんの『白鳥…

グレーミン公爵を探せ! - キーゼヴェッター『タンゴ・パセティック』

こんにちは、茅野です。 最近は『オネーギン』の供給が過剰で、正に嬉しい悲鳴です。アドレナリンが出過ぎて寝不足が酷い! しかしわたしが確認している限りでは、東京で次に『オネーギン』が上演されるのは来年3月です。待てない!! というわけで、今回も…

はてなブログ10周年特別お題「私が ≪オネーギン≫ にハマる10の理由」

こんばんは、茅野です。 先日の World Ballet Day (WBD) で、シュトゥットガルト・バレエさんの『オネーギン』を堪能し、やはりこの作品が至高だな……と改めて感じました。 ↑ レビュー記事。相変わらず無駄に細かい。 さて、わたくしがこの「世界観警察」なる…

声に出して読みたい聖典 - 『DARK SOULS』考察雑記

おはようございます、茅野です。 最近は弊ブログの知名度が何だか妙に上がっているようで、喜ばしいことながら困惑することも多々あったり。 さて、今回は久々に『DARK SOULS』から。いや、書きかけの記事が3本くらいあるのですが、己のリサーチの量と質に納…

『金鶏』と『夜鳴き鶯』 - ロシアオペラ雑記

こんばんは、茅野です。 先日は新国立劇場のダブルビル公演『夜鳴きうぐいす / イオランタ』にお邪魔していました。いや、ロシアオペラ取り上げて頂いて嬉しいですね。充分嬉しいのですが、来期ラインナップに1つもないのが寂しい欲張りだったりもします。何…

神馬信仰と人馬変身譚を考える - 『ウマ娘』雑記

こんばんは、茅野です。 わたしは「革靴ウォーキング部」と称して革靴で街をほっつき歩くのが趣味なのですが(10km~20km近く徘徊します)、咲き誇る桜の美しい季節になりまして、我が双眼も風光絶佳に悦んでおります。 さて、当方は普段マイナージャンルの極…

3.11から10年、ポケスペ4章を再考する

こんばんは、茅野です。 ダイパキッズの皆様、リメイク発表おめでとうございます。涙に暮れるエメラルドキッズがここに! ……ORAS やったでしょ、って? いえいえ、これ(画像参照)を見ないことには、エメラルドキッズは救済されたことにならないので……。バ…

自殺論を考える - 哲学雑記

おはようございます、茅野です。 わたしは曲がりなりにも文学を愛好し、専攻する者なので、共感性や感受性は並よりも高い方だと思います。事実、精神性と言われている手掌多汗症で、少しでも感情が動くと手の平がえげつないことになりますし、かなり重度の共…

幸福論を考える - 哲学雑記

こんばんは、茅野です。 レポートを書く合間に息抜きで一筆やろうとおもいます。執筆の息抜きが執筆とはこれ如何に。 今回取り上げるのは「幸福論」です。わたしは別段しっかり幸福論を勉強したわけではなく、哲学の徒でもありませんが、下記に挙げた作品な…

死者の人権を考える2 - 文献学編

こんばんは、茅野です。 冬休みに入り、やりたいことを色々やるチャンスに恵まれたので、前々から書こうと思っていた翻訳を書いてみたり、積読を消費したりしています。楽しいですが、コロナ禍で人にあまり会えないので、それが生産性に影響を及ぼしています…

死者の人権を考える - 著作権法編

おはようございます、茅野です。気温も温かいですし、コロナの影響でアニュアルイヴェントも楽しめませんし、季節感が狂いまくっております。もう11月だって? 嘘仰い。 最近、趣味の領域では、著作権法をぼつぼつ勉強しておりました。ついでなので著作権法…

ヨアヒム・ラフ『弦楽四重奏第1番』の話 - 音楽雑記

こんにちは、茅野です。 弊学は漸く夏休みに突入しました。コロナのせいで大幅にズレたんですよね。もう八月も終わりますよ……秋学期の開始次期は変わらないのに……。 先月中頃から、読書もせず記事も書かずでした。第一に、ちょっとしたトラブルがあり、そこ…