世界観警察

架空の世界を護るために

哲学

柳田邦男『犠牲』を読みながら考えたこと

ひとは自分が生まれた季節を好きになるというが、その根拠とはなんなのだろう。私は真夏の生まれだが、夏を好きになる気配は一向に訪れないまま、二十と余年を生きている。 尤も、この酷暑を好くとあらば、それは相当に肝の据わった人物ではなかろうか。 日…

精神救済図書の勧め

こんにちは、茅野です。 ここ数年、七月後半~八月前半になると運勢が大凶に傾くらしく、宜しくないことが立て続けに起こります。何故。大凶をアニュアルイベントにしないでくれ。 そして、学生の皆様におかれましては既に夏休みでしょうか。コロナも流行し…

アグネスデジタルの哲学トークその他を解析する - 『ウマ娘』考察

こんばんは、茅野です。 もう9月も後半戦という時の流れの速さに戦いております。 さて、今回は久々に『ウマ娘』から。前回の『ウマ娘』の記事は大変に好評を頂き、誠にありがとうございます。 ↑ アプリ『ウマ娘 プリティーダービー』に登場するテイエムオペ…

自殺論を考える - 哲学雑記

おはようございます、茅野です。 わたしは曲がりなりにも文学を愛好し、専攻する者なので、共感性や感受性は並よりも高い方だと思います。事実、精神性と言われている手掌多汗症で、少しでも感情が動くと手の平がえげつないことになりますし、かなり重度の共…

幸福論を考える - 哲学雑記

こんばんは、茅野です。 レポートを書く合間に息抜きで一筆やろうとおもいます。執筆の息抜きが執筆とはこれ如何に。 今回取り上げるのは「幸福論」です。わたしは別段しっかり幸福論を勉強したわけではなく、哲学の徒でもありませんが、下記に挙げた作品な…

死者の人権を考える2 - 文献学編

こんばんは、茅野です。 冬休みに入り、やりたいことを色々やるチャンスに恵まれたので、前々から書こうと思っていた翻訳を書いてみたり、積読を消費したりしています。楽しいですが、コロナ禍で人にあまり会えないので、それが生産性に影響を及ぼしています…

死者の人権を考える - 著作権法編

おはようございます、茅野です。気温も温かいですし、コロナの影響でアニュアルイヴェントも楽しめませんし、季節感が狂いまくっております。もう11月だって? 嘘仰い。 最近、趣味の領域では、著作権法をぼつぼつ勉強しておりました。ついでなので著作権法…