世界観警察

架空の世界を護るために

文学

命名の謎 - Eugene Onegin 考察

こんばんは、茅野です。 大学(コロナ禍の影響でオンライン)が始まり、4年次にしてフル単(25単位)入れているために物理的に時間がない学生です。いや、別にそんなに授業入れる必要はないんですが、仲良い先生の授業とか興味ある授業入れてたらパンクしま…

日本語版「エヴゲーニー・オネーギン・チャレンジ」第1章

こんばんは、茅野です! 今回はいよいよ、以前予告していた「エヴゲーニー・オネーギン・チャレンジ」をやっていきたいとおもいます。企画詳細はこちらから↓ sylphes.hatenablog.com 第一章自体が長いので、この記事も長いです(約1万字)。原作と照らし合わ…

「現代の英雄」初心者向け解説

こんにちは、茅野です! ボリショイ・バレエ ライブビューイングで『現代の英雄』をやるそうですね。わたしも昔に映画館で観ました。是非楽しんで下さい。 ↑かっこいいよね……わかる…… ところで、わたくし、原作の『現代の英雄』の大ファンなのです。一番好き…

日本語版「エヴゲーニー・オネーギン・チャレンジ」概略

こんばんは、茅野です! 今回は予告していた「エヴゲーニー・オネーギン・チャレンジ」についてです。取り敢えず概略を説明します。本編は次回から。 The Eugene Onegin Challenge とは わたしは5年前から半日に一度は某ワードで検索するクセがあるのですが(…

オネーギン後日談考察 - オネーギン編

こんばんは、茅野です。 デカブリストの乱について追いリサーチを掛けています。「救済同盟」、ほんとうに素晴らしい機会で……最早映画観る前から割と満足しかけているまである……。ありがとうございます……(?) さて、今回は、当然わたしが書いているのですか…

Axël 翻訳中記 - 雑記

こんばんは、茅野です。 先日、ヴィリエ・ド・リラダンの「Axël(アクセル)」第四幕 五場の拙訳を上げました。ど初っぱなから最終場っていう。すいません。ネタバレ気にならなければ読んでやってください。 sylphes.hatenablog.com ↑こちらです。 Axëlの翻…

Axël 第四幕 五場 - 戯曲翻訳

こんばんは、茅野です。 布教とフランス語の勉強を兼ねてAxëlの現代語訳を書いたので載っけておきます。只でさえ長いので、細かいことは別記事で。 sylphes.hatenablog.com ↑翻訳の方向性やこだわりについてはこちらに書いています。 それでは、早速ですが、…

「シェリ」「シェリの最後」のクロノロジー - 検証・考察

こんばんは、茅野です。 大学の前期成績表が帰ってきました。AAが4つ、Aが3つ、Fが3つ御座いました。どこに行っても極端なのがわたくしであります。「並」とは縁がありません。得意か不得意、いずれかなのであります。ちなみに落としたのは全て必修及び選択…

オネーギンになるための5つの小物 - Eugene Onegin 考察

おはようございます、茅野です。 先日は井内美香さんの講座にお邪魔させて頂いたり、相も変わらず元気にオネーギンオタク活動しております。個人的なことなので詳しくは書けませんが、他にも“オネーギンのご縁”でちょっと良いことがあったりなかったり……。 …

タチヤーナ、オネーギンの恋の解釈 - Eugene Onegin 考察

こんばんは、茅野です。 松本オネーギンが幕を下ろしました。とにかく寂しいです。千秋楽お疲れ様で御座いました。感想を拾っている感じ、素晴らしい舞台だったようで一オタクとしても非常に嬉しいです! さて、個人的なことを言えば明日からサークルの全国…

N公爵とグレーミン公爵 - Eugene Onegin 考察

こんばんは、茅野です。 松本が迫ってきてますね。感覚的にあと3週間くらいあるもんだとおもってたのでびっくりしてます(?) 早速ですが、今回は謎の多い人物・N公爵とグレーミン公爵について、相変わらず原作・オペラ・バレエ版を比較して考えていきたいと…

オネーギンに於ける同性愛的解釈 - Eugene Onegin 考察

こんにちは、茅野です。 前期、フランス文学史の講義を受けていたのですが(※フランス語学科)、名前は出しませんが講師の教授が同性愛文学に滅法つよい方で、講義の題は「近代フランス同性愛文学史」だったかな……ってくらい偏っておりました()(面白かった…

オネーギン第一幕の季節 - Eugene Onegin 演出考察

こんにちは、茅野です。 一回オネーギンの記事を書いたらもうオネーギンのことしか考えられなくなりました。厄介ですね。これが合法ドラッグか……。 というわけで今回は、オペラ・バレエ「エヴゲーニー・オネーギン」の第一幕の「季節」について、挿絵・各演…

マノンの思い出 - 文学・オペラ・バレエ雑記

こんばんは、茅野です。 この間、「早稲田オペラ/音楽劇研究所」にお邪魔して「『マノン・レスコー』のオペラにおける「聖女」マノン像―マスネの≪マノン≫を中心に―」という発表を聴講しました。マノンに関しては、原作・オペラ・バレエ一通り一回観た程度の…

依存と生き甲斐のテーマについて -フランス近代文学雑記

こんばんは、茅野です。 いつもはしっかり論題を定め、それを解決していく形で執筆するのですが、折角ブログというゆるい媒体なのだし、おもったことを書き連ねるだけというのもたまにはよかろうということで、ゆるい記事をお送りします。 というわけで、最…

「オネーギンの旅」翻訳

こんばんは、茅野です。 早速ですが、今回の記事では「オネーギンの旅」を訳してきます。 皆様は「オネーギンの旅(Путешествие Онегина)」をご存じですか。エヴゲーニー・オネーギンの作者である詩聖アレクサンドル・プーシキンが没にした、オネーギン第7…

オネーギン年齢論争

こんばんは、茅野です。この記事を書いていて改めて思ったのですが、やはりロシア語を勉強した方がはやいと思います。間違いないです。 さて、そんなわけで今回の議題はズバリ、「オネーギンは何歳なのか」、です。 これは数多の学者、ファンを悩ませてきた…

Arzamas Academyのオネーギンのテストを解いてみた

こんばんは、最早ロシア語を学ばない方が学ぶよりも面倒説濃厚な茅野です! 今回は、Arzamas Academyのオネーギンに関するテストを解いてみたいと思います。ですので、考察や解説でも何でも無く、筆者の実力テスト受験です。 学校に行っている時は、「イヤ~…

モスクワからのレポート2 -ロシア聖地巡礼の旅

こんばんは、茅野です。 続けてモスクワの旅二日目をお届けします。 一日目のレポートはこちらから。 sylphes.hatenablog.com 9/14 (木) 朝ご飯 レールモントフの家博物館 書店、そしてテレビ取材!? プーシキンの家博物館 昼食 小散歩、余談 プーシキン博…

オネーギンをイヤなヤツと断定する前に

お久しぶりです、茅野です。 実に執筆四ヶ月ぶりですよ。このブログも存在を忘れられたのではないかと。いや、忙しかったんですよ! 組織で責任ある立場になってしまって、社畜しています。深夜の三時までミーティングとかザラにあります。そんなこんなで書…

ご都合主義と倫理 - 絵本「不幸な子供」考察

おはようございます、積読の消化に追われる茅野です。 とある天使様から100冊を超える本が送られてきたので、冬休み中に幾らかはなんとかしようという試みであります。 インプット作業ばかりでアウトプット作業が疎かになっているのをひしひしと感じます。こ…