こんばんは、茅野です。
今週のテーマが面白そうだったので、今回は珍しくお題記事を。
今週のお題は「本棚の中身」。当方は読書家というわけでもありませんが、本を読むのも好きなので、本棚の一部を公開してみようと思います。
単に自分の本棚を晒すだけなので、特に興味深い話などはありませんが、人間、インプットしたものを自分で混ぜ合わせてアウトプットするもの。何を摂取したか、するのかをブログで公開するのは有用であると考えます。
今回は敢えて配置などを変えずに、ありのままの姿を見せたいと思います。
それでは、お付き合いの程宜しくお願い致します。
本棚
二年前に引っ越した際、最初から壁に本棚を取り付けまして、書斎は現在こんな感じになっております。
↑ 一番多いのはご覧の通り岩波文庫の赤(海外文学)。左上のファイルには刷った論文などが収まっています。
基本的には出版社別に纏めており、入れる順番も各出版社が独自で付けているナンバリングに従っています。
積読などはまた別に纏めております。
全集
全集を集めた作家は、今のところ二人です。
一人目は、学部で研究していたフランスの文豪ヴィリエ・ド・リラダン。
「全集はちょっと……、でもヴィリエ・ド・リラダンって何を書いている人?」と興味を持っていただけたらば、入門にはこちらがお勧め。
↑ 「SF文学の祖」を呼ばれることもある『未来のイヴ』。最近新訳が出ました!
もう一人はロシアの詩聖、アレクサンドル・プーシキン!
プーシキン全集に関しては、第二巻を二冊持っています。ダブってしまいまして。二巻には何が収録されているか? お察しください!
↑ …………。
卒論を書いていた時、よく心理学部の友人と作業通話をしていたのですが、何気なく「全集を買うのなんて、研究者ぐらいでしょ(笑)」と言われ、グッサリ刺さったことも記憶に新しいです。オタクも全集を買います!!!! 宜しくお願い致します。
政治研究の名残
研究会では、主にアラビア語圏の政治を研究していました。その名残も少しあったり。
↑ 図書館のシールが貼ってあるものがありますが、借りパクしているのではなく、古本屋で仕入れた図書館からの除籍本なのでご安心ください。
中でも、この本には大ッッ変お世話になりました。薄いブックレットなのに、情報量が多いです。
↑ わたしは北澤先生に平伏したい。研究会で熱心に活動していたときは本気で弟子入りしたいと思っていました。
他にも、「中東・北アフリカ年鑑」など、色々データを使っていましたが、そのような大型本は主に図書館で閲覧していたので、意外にも自宅にある本はさほど多くなく。
研究誌では、「季刊アラブ」や「中東研究」は現在でも講読しており、結構溜まって参りました。
後者の「中東研究」を発行している中東調査会の会員になっているのですが、年会費1万円でこの「中東研究」が年3回送られてきて、一日に数本~数日に一本程度のペースで中東に纏わるニュースがメールで届き、在中東の大使の講演会も無料~割引で聞くことができるなど、特典が余りに豪華で最高なので、中東の政治に少しでも関心がある方は会員になることを強くお勧めします。回し者ではありません、寧ろ回し者になりたい。
オタクの本棚
大学ではフランス文学を学び、研究会ではアラブの政治を探究しておりましたが、趣味の分野では19世紀のロシア帝国のオタクであるわたくし。
特に、前述のアレクサンドル・プーシキンの著した傑作韻文小説『エヴゲーニー・オネーギン』を愛好しており、色々な言語、色々な翻訳のものを蒐集しております。
↑ ここに映っているものは全部『オネーギン』。原文(ロシア語)、英語、フランス語版もあります。オペラのリブレットも!
傑作ですので、是非とも宜しくお願い致します。当ブログでも70記事近くこの作品に捧げています。
↑ 原作もオペラもバレエも大傑作。
それと同時に、前述のように政治研究をしていた名残で、ロシア帝国の政治にも関心が。
特に、研究会で「WW1(第一次世界大戦)の if 」について討論した際に偶然発見してしまった、19世紀中頃の皇太子ニコライ・アレクサンドロヴィチ殿下に盛大に沼堕ち。
彼に関するデータは少なく、あったとしてもロシア語になってしまうので、最近は不肖当方、ざかざか記事を書いております。
↑ 周囲の人間を全員恋に堕とす万能の美しき魔物(※史実)の物語。
そうこうしている間にですね、本棚が……。
なんだか帝政ロシアの学術書だらけになって参りました……(たまに例外が紛れ込んでおりますが)。
楽しいので良いんですけどね!!!! しかし、日本語でここまで細かいことが読めるってほんとうに素晴らしいことですよ。感謝の念が尽きません。ありがとうございます!!
他にも色々ありますが、切りが無くなるのでこの辺りで。
最後に
通読有り難う御座いました。当ブログにしては短く2000字強。
「本といえば小説」という認識も強いかと思いますが、意外と資料や学術書の類いがメインになっておりました。文庫本も買いますが、このような都合から、ハードカバーの本も多いですね。
お勧めの書籍が御座いましたら、是非ともお気軽にご教授くださいませ。
それでは今回はお開きとしたいと思います。また別記事でお目に掛かれれば幸いです。