こんにちは、茅野です。
洒落た時候のご挨拶を書きたいところなのですが、「有り得ない暑さですね」以外に申し上げることが御座いません。皆様、熱中症には充分ご注意を。
さて、今回は簡単な体験レポートを。
先程、最近噂のお絵かきAI、「Midjourney」を使って遊んでみたので、ざっくりと纏めておきたいと思います。
それでは、早速ですが宜しくお願い致します!
好きな絵の傾向
正直に申し上げて、わたくしは絵画という芸術自体に然程関心を抱けず今まで生きて参りました。空間芸術よりも時間芸術の方がずっと好きで、知識も殆どありません。
美術館に赴いたりもしますが、絵画鑑賞の楽しみ方をろくに学ばぬまま育ち、それを多少気にしていたりしました。絵画鑑賞が好きな方に色々ご教授頂きたい……。
それでも、19世紀の風景画・海景画は好きな方で、絵画に触れる時は主にこの辺りを重点的に追っています。
好きな画家で言うと、以下の方々を挙げることができると思います。
夭折した帝政ロシアの画家、フョードル・ワシーリエフや……。
↑ 『サンクト・ペテルブルクのイルミネーション』(1869)。
オスヴァルト・アッヒェンバッハの作品は、いずれも魅力的に感じます。
↑ 『ナポリの祭り』(1875)。
海景画だと、ウジェーヌ・ブーダンの帆船の絵が好きです。
↑ 『カマレ港』(1872)。
あ、勿論、あなたのことも、「海兵画家」さん……。
↑ 「海兵画家」ことアレクセイ・ボゴリューボフ。わたくしが趣味で研究しているロシア帝国皇太子ニコライ・アレクサンドロヴィチ殿下のことが大好きな「同担」であり、こちらの記事で紹介しているように、彼の家族葬に不法侵入するなどの奇行で知られています。
他には、イヴァン・アイヴァゾフスキー、ギュスターヴ・クールベ、シャルル=フランソワ・ドービニーなど、ロシア、フランスを中心に愛好しています。
前述の通り、絵画は全く詳しくないので、彼らに近い画風のお勧めの画家などご紹介頂けたら大変助かります。
今回は、「Midjourney」に、これら19世紀中頃~後半の風景・海景画風の作品に挑戦して頂きました。
完成品
というわけで、生成結果をご覧に入れたいと思います。
「Midjourney」は、指定した英語の単語或いは文章を元に、まず四枚の画像を提示してくれます。
わたくしの場合は、こんな感じでした。
↑ 特に指定していないのに、謎に額縁入り。
その中から、更に類似のものを作成したり、ハイクオリティにしたりもできます。
次に、特に気に入った四枚目(右下)の画像をハイクオリティにして貰いました。
↑ なんだかんだ、最初に生成したこちらが一番好みかも。
め、めちゃくちゃ良くないですか!? 先程挙げた画家達の作品に混ぜても見劣りしないのでは。とても好き……。
大変感動したわたくしは、次に、「夜景」の指定を掛け、四枚のうち気に入ったものを出力。それがこちらです。
↑ 程よい「印象派」感。
最高がすぎる……。
更に、今度は敢えて「写真風」のものも描いて頂きました。
↑ 絵はがきとかにありそうな感じの。
お土産のチョコレートにこういう包装のやつありますよね……(伝われ)。
最後に、サイズ指定の方法を覚えたわたくしは、16 : 9 のサイズで描いて頂きました。
指定した文章は大体以下の通り。「19世紀、サンクト・ペテルブルク。ネヴァ川の向こうに街並みが見える。夕景。」。
素晴らしいの一言に尽きます。正に顧客の求めていたもの。
同じワードで生成しているので、どれも似ていますが、どちらがお好みか、良ければお聞かせください。
当ブログ、「世界観警察」はわたくしが高校生の頃に開設したものです。開設時から、ずっとヘッダー画像にはフリー画像を用いており、長らく変更したいと考えていたので、今回、漸く生成したものに差し替えてみました。暫くは見慣れないかと思いますが、読者の皆様にもお気に召して頂けたら幸いですね。
ちなみに、プロフィールのアイコンは、今や神絵師から人気漫画家の高みに上り詰めた、ネリ夫大先生画です。少し前に恐れ多くも親交が御座いまして、色々描いて頂いたことがあり……。
↑ 先生が漫画を出版されたので是非お買い求め下さい!!(ダイレクトマーケティング)。
「Midjourney」は、自分の求めていた絵が、ものの数十秒で生成されていく過程が余りに面白く、トライアルの25枚を早々に使い切ってしまいました。
今回生成したものに大変満足がいっているのですが、以後、何か描いて欲しい題材が浮かんだときは、全然課金したいですね……。
似たテーマで生成した方は、指定ワードと作品を開示して頂けるととても喜びます。是非ともシェアしましょう!
最後に
通読ありがとうございました。当ブログにしては短く、2000字強。
「Midjourney」には、こちらのリンクから参加できます。Discord のアカウントが必須になるので、持っていない方は最初に作成する必要があります。
↑ とんでもないAIであった……。大変お勧め。
個人的に、この間ポーランド絵画に関する記事を描きましたし、そろそろ絵画に真剣に向き合えという神の詔なのかもしれません。色々リサーチ詰めてみたいと思います。
↑ ゲーム考察書き歴は長いですが、一番骨折りだったと断言できます。
それでは、今回はここでお開きと致します。また別の記事でお目に掛かれれば幸いです。