世界観警察

架空の世界を護るために

オペラ

第36回アイメイト チャリティーコンサート - レビュー

こんばんは、茅野です。 GW が終了してしまいましたが、皆様如何お過ごしでしょうか。わたくしは LFJ を満喫したくらいで、基本通常運転で御座いましたが、最終日だけは話が別です。 そう、5月7日は我らが偉大なる作曲家、ピョートル・イリイチ・チャイコフ…

METライブビューイング『ローエングリン』 - レビュー

こんばんは、茅野です。 『ウマ娘』の新作アニメ、しかも我らがテイエムオペラオー君が主役級である『Road to the Top』が始まりましたね! きちんと追っています。全話終了後、一本記事を書きたいと思いつつ。 ↑ ゲーマーがオペラ鑑賞に、オペラファンがゲ…

『黒澤麻美 ソプラノリサイタル Vol.9』 - レビュー

おはようございます、茅野です。 『オネーギン』の作中で春なのって第3幕第2場(第8章後半)くらいだと思うのですが、何故か春に『オネーギン』の供給って増えますよね。何故なんでしょうね。 連続で『オネーギン』のレビュー記事が書けるとは仕合わせなこと…

新国立劇場『ホフマン物語』初日 - レビュー

こんばんは、茅野です。 最近、我らが最愛の『エヴゲーニー・オネーギン』界隈が盛り上がりを見せており、いつのまにやらオタク歴8年目(!?)に突入していたわたくしとしても驚くばかりでございます。自分のオタク歴にも驚いております。 「何をしても許さ…

METライブビューイング『フェドーラ』 - レビュー

こんばんは、茅野です。 我らが新国立劇場が、まさかの早くも『オネーギン』再演だそうで!?! ↑ は? マジで変な声出たし……(素)。 ええ、確かに、わたくしは自称「『オネーギン』アクティビスト」として(?)、事ある毎に各劇場に対し「『オネーギン』…

新国立劇場『タンホイザー』初日 - レビュー

こんばんは、茅野です。 別記事に切っ掛け等は書いていますが、最近デンマーク語の学習を始めました。「ニューエクスプレス」を1日に1課から2課進めている程度ですが、全面的に新しく知ることばかりなので、とても楽しいです。 ニューエクスプレスプラス デ…

オペラ『フェドーラ』のワルツのピアノ譜を作成する

新年明けましておめでとうございます、茅野です。 昨年と打って変わって、今年は全く年末年始感なく時を過ごしております。年越しの瞬間も盛大に寝落ちていました。この落差。一応お雑煮はたべました。 ↑ 昨年は元旦から気合い入れて考察記事書いてました。…

METライブビューイング『メデア』 - レビュー

こんばんは、茅野です。 昨日から冷え込みが激しくなってきた東京です。 某わたくしの趣味の研究対象氏(160年くらい昔のロシアの皇太子)は、病気療養の為に避寒地にいた時、郷愁に駆られて「ロシアの冬が恋しい」という手紙を書いているのですが、このよう…

ワンダーアキュート育成その他のオペラトークを解析する - 『ウマ娘』考察

こんばんは、茅野です。 新シーズンが始まり、オペラ三昧で御座います。新国立劇場が上演中の我らがロシアオペラ、『ボリス・ゴドゥノフ』を宜しくお願い致します。(レビュー1 / レビュー2)。 さて、劇場通いに勤しんでいる間に、来てしまいましたよ、彼女…

新国立劇場『ボリス・ゴドゥノフ』初日 - レビュー

こんばんは、茅野です。 昨今の供給の多いこと、多いこと……。記事を書くのが間に合いません! 速さだけが取り柄だと申しますのに! ちょっと待った! 時よ止まれ! 先日のゲネプロに続きまして、新国立劇場にて、我らがロシアオペラの一、『ボリス・ゴドゥノ…

新国立劇場『ボリス・ゴドゥノフ』GP - レビュー

こんばんは、茅野です。 毎週新国立劇場に通っております。しかも、大好きなロシアオペラで! 先週はオペラトーク、今週はゲネプロ……。素晴らしいことです。勿論、本公演にもお邪魔します。宜しくお願いします。 そうなのです、ゲネプロ招待企画の抽選に当選…

新国立劇場『ボリス・ゴドゥノフ』オペラトークについて

こんばんは、茅野です。 いつの間にやら11月というのだから驚きです。新シーズンが始まってからは特に、時間の経過が速い。 さて、いよいよ新国立は『ボリス・ゴドゥノフ』ですよ。我らがロシアオペラです。今回は『ボリス・ゴドゥノフ』のオペラトークに、…

東京フィル『ファルスタッフ』 - レビュー

こんばんは、茅野です。 作業をしていたら、長年使っていたパソコンのマウスが急に故障してしまい、10年ぶりくらいにマウスを新調しました。殆ど同じ型ですが、少しサイズダウンしたのと、クリック音が静かになったこと、汚れの溜まりやすいゴム塗装が無くな…

新国立劇場『ジュリオ・チェーザレ』 - レビュー

こんばんは、茅野です。 公演レビュー執筆を消化してゆかねばなりません。なんとノルマ 7 件。 レビューは、客席に力なく座っていることしかできない人間風情が偉そうなことを書いてもよいものか、という葛藤があり、基本的に書くのがあまり好きではないので…

METライブビューイング2018『サムソンとデリラ』 - レビュー

こんばんは、茅野です。 3週連続オペラの予定です。芸術の秋が来た! 先週は、MET ライブビューイングで『ユーリディシー(エウリディーチェ)』を観てきました。 3 月の本上演で観ていたのですが、あまりに良かったので、「追い」です。2 回目。 ↑ なんでも…

ダラス響『エヴゲーニー・オネーギン』2022/4 - レビュー

こんばんは、茅野です。 書き損じレビュー執筆マラソン、ラスボスに登場して頂きましょう。その作品とは、我らが……! 先日、ダラス交響楽団さんが、我が最愛のオペラ『エヴゲーニー・オネーギン』のストリーミングを行っていました! ↑ 最高だった……。 ダラ…

METライブビューイング『ハムレット』 - レビュー

おはようございます、茅野です。 書き損じたオペラのレビューをガンガン書いていく企画です。7月末、とても仕合わせなことに、二日連続で英語オペラを観たりしました。 ↑ 前日に観ていたもののレビュー。 二日目は、MET のライブビューイングでのブレット・…

新国立劇場『領事』 - レビュー

こんにちは、茅野です。 昨日から少し涼しくなって幸いです。このままだと、「太陽が眩しすぎて人を殺し」かねないので……(カミュです)。 さて、少し経ってしまいましたが、新国立劇場でメノッティ作曲のオペラ『領事』を鑑賞して参りました。7月18日の回で…

新国立劇場『ペレアスとメリザンド』 - レビュー

こんにちは、茅野です。 いつの間にか八月に突入していて震え上がっている今日この頃です。 書き損じているレビューが溜まってしまっているので、一気に消化してゆこうキャンペーン。 21/22シーズンの大トリ、新国立劇場の『ペレアスとメリザンド』にお邪魔…

新国立劇場『オルフェオとエウリディーチェ』 - レビュー

おはようございます、茅野です。 わたくしはオペラもバレエも愛好しておりますが、最近はオペラを観たい気分でおります。 レビュー記事を脱稿するのがすっかり遅れてしまって恐縮なのですが、新国立劇場でオペラ『オルフェオとエウリディーチェ』を鑑賞致し…

METライブビューイング『ドン・カルロス』 - レビュー

こんばんは、茅野です。 最近バレエばかり観ているような気がしているので、オペラも色々鑑賞したいところ。 そんなわけで、先日、メトロポリタン歌劇場ライブビューイングの、フランス語・五幕版『ドン・カルロ(ス)』を鑑賞して参りました! ↑ 今シーズン…

小澤征爾音楽塾『こうもり』 - レビュー

こんばんは、茅野です。 今週は観劇三昧ということで、小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトの『こうもり』にお邪魔してきました! なんと、今週四回目の東京文化会館……。 ↑ 三日間通ったもの。初日のレビュー記事です。 折角なので、今回は、こちらの公演に…

オネーギン、ウクライナへ行く - 文学・オペラ雑記

こんにちは、茅野です。 ウクライナ情勢のニュースを戦々恐々としながら見守りつつ、週末のシュトゥットガルト・バレエ団の来日公演を心待ちにする日々です。 ロシア国営のテレビチャンネルが日本からも BAN されたり、ロシアの劇場のアカウントを SNS から…

METライブビューイング『ユーリディシー(エウリディーチェ)』 - レビュー

こんばんは、茅野です。 まだまだ寒い日が続きますね。いつ暖かくなるのか。COVID-19 は当然ながら、風邪にもお気を付け下さい。 さて、前々から気になっていた、メトロポリタン歌劇場ライブビューイングの、マシュー・オーコイン作曲『ユーリディシー(エウ…

道化の帽子を考える - 舞台芸術考察雑記

こんばんは、茅野です。 もう二月も半ばを過ぎたということに衝撃を隠しきれません。どうでもいいですが、わたくしが『エヴゲーニー・オネーギン』との運命的な出逢いを果たしたのは丁度この頃のことでした。感慨深いです。 先日、東京バレエ団さんの『白鳥…

アドマイヤベガ育成のオペラトークその他を解析する - 『ウマ娘』考察

こんばんは、茅野です。 『Pokémon LEGENDS アルセウス』が発売され、次は『ELDEN RING』……と、大手ゲーム会社が新作を次々とリリースする正に豊作とも言うべき2022年。コントローラが手から離れません。 そしてその「豊作」っぷりはソーシャルゲームに於い…

新春オペラオーのオペラトークを解析する - 『ウマ娘』考察

明けましておめでとうございます! 茅野です。 2022年初記事、所謂「書き初め」でございます。 しかし、我々は年越し年明けなどと言っている場合ではなかった! 待て待て待て待て。聞いてないぞ。 通常オペラオー君のオペラトークに感服して以来(というか正…

意志を持つエウリュディケ - 現代のオルフェウス神話

こんにちは、茅野です。 わたくしが Nintendo Switch を購入したということを知った友人らがオススメソフトをそれぞれ贈ってくれるのですが(ありがとうございます)、先日はクリスマスプレゼントにと『あつまれ どうぶつの森』を頂きました。もういよいよゲ…

真っ赤なベレー帽の婦人と話しているのは誰? - 『オネーギン』考証

こんにちは、茅野です。 ひょんなことから19世紀のスペインに関心を持ち、最近は憲法を翻訳したり色々調べたりしています。チック・コリア御大の『スペイン』や、リムスキー=コルサコフの『スペイン奇想曲』、沖仁先生のフラメンコギターなどを垂れ流しなが…

チャイコフスキー『ロミオとジュリエット』二重唱の話 - 音楽解説

おはようございます、茅野です。 『オネーギン』供給過多期で毎日大絶賛寝不足です。Ах, ночь минула...О, ночь блаженства... 今回は、『オネーギン』からはほんの少しだけ離れて、別のチャイコフスキーの楽曲の解説を書いてみようと思います。わたくしは音…