新年明けましておめでとうございます、茅野です。
昨年と打って変わって、今年は全く年末年始感なく時を過ごしております。年越しの瞬間も盛大に寝落ちていました。この落差。一応お雑煮はたべました。
↑ 昨年は元旦から気合い入れて考察記事書いてました。たのしかった。
2023年一発目の記事は、文字書きではなく音符書きです!
短いワルツの編曲をしてきました。
EN:
I've put up the sheet music and the recording for " Valse " from " Fedora " in Codoc at the bottom, in pdf format and wave file, and it's available for download.
I would be very happy if you could give it a try. Thank you.
オペラ『フェドーラ』より、第二幕冒頭のワルツです! どうぞ!
「新年だし、ウィンナー・ワルツっぽいものを……」と思いまして、イタリア人作曲・登場人物は大半ロシア人設定・該当シーンの舞台はパリ、(そして編曲はわたくし日本人……)と、なかなかカオスながら、シンプルなワルツを一曲書いてみました。
この間、こんな記事を書いたばかりですしね。
↑ 1889年の年明けにウィンナー・ワルツを踊っていたロシア宮廷の物語。
ワルツとは、つまり全くこれでよいのだ。左手で「ずんちゃっちゃー」してるの、それだけで楽しくないですか?
ジョルダーノ作曲のオペラ『フェドーラ』は、なかなかマイナーな作品で、わたくしもよく存じ上げなかったのですけれども、今シーズンの MET ライブビューイングで取り上げられるということで、軽く予習をしていました。
中でも、 Twitter の広報でも使われていたワルツが大変素敵で!
Giordano’s Fedora opens in less than two weeks and the cast is working hard to bring David McVicar’s new production to life!
— Metropolitan Opera (@MetOpera) December 19, 2022
The drama begins on Dec 31: https://t.co/h5yrRZhAhV
🎥 Pete Scalzitti / Met Opera pic.twitter.com/cckiOn7ace
↑ こんなん見せられたら観たくなるに決まってるじゃないですか、ね。
折角なので、書いて遊んでみました。早く観たい! ……のですが、日本だと上映は3月なのですね……。本国の広報を目にしていたせいで、勝手に1月だと勘違いしていました。せっかち。
普段、わたくしはロマノフ家の某氏を追いかけているものですから、このオペラのヒロインの設定が「ロシアの皇女フェドーラ・ロマゾフ」なのはかなり笑えます。あからさまがすぎる!
19世紀後半のロシア帝国の社会を知っていれば、「そうはならんやろ」案件が満載なんですけれども、ツッコミながら観るのもまた一興かもしれません。楽しみ。
例によって、codoc で譜面と音源を出しておきます。pdf 形式と wave 形式で、双方ダウンロード可能です。
それでは、宜しくお願い致します!