こんにちは、センター試験受けてきました茅野です。まだまだ学生です。
さて、『Unravel』、クリア致しましたので、思ったことをつらつらと書いていきたいと思います。
発売当初、この↑画像を見て、危うくパッケージ買いしそうになった作品です。
「いや流石にゲームのパッケージ買いは……」とその時は躊躇ってしまったのですが、パッケ買いしてよかったと思います。
ヤーニーが可愛いのは勿論のこと、キノコやボタンの質感がいいなぁと思って随分眺めてたものです。
お年玉が入ったので買ってみようかな~と思っていると体験版を発見。即刻プレイして、案の定気に入ってしまったので即買い致しました。体験版って……いいですね……(そこかよ)。
1. ゲームシステム
まだまだ現役!横スクロール2Dゲームです。とはいえ、物理演算が緻密に働いていて、アクション要素も大変強いです。
謎解きも後半はかなり難しいです。
個人的に一番厄介だなと思ったのは、ちょっと先に足場となるアイテムがあった時とかです。気付かない!
また、かわいいヤーニーがかなり無残に死にます。(特に後半のエグい機械類…)。
「うわぁ……」ってなります。そこにイメージイラストのほのぼの感はありません。
「死ぬのが悪いんじゃん!」といえばそれまでですが、意外と死にゲーです。「死んで覚えろ」という場面が何度もあります。
しかもリスポーンポイントが糸巻きがある地点なので、かなり前の方に戻されたりします。可愛い2Dデモンズソウルだと思って下さい。(?)
意外とメンタル鍛えられるかもしれません……。
「毛糸を使う」というギミック。これがとてもいいです。
結ぶ。繋ぐ。引き寄せる。 どの動作にも意味があって、自然とヤーニーの"存在感"を感じさせてくれるんですよね。世界観で考えた時にも、全く不自然がないんです。
また、とても斬新です。毛糸を繋ぐ順番を考えたり、ギリギリのところまで糸を伸ばしたり……。これまでになかったデザインで、いつでも新鮮な気持ちで遊ぶことができます。
↑小舟に乗り、魚に糸を結んで引っ張ってもらう
2. グラフィック
一目惚れしました!!!!
2Dゲームながら、奥行きを感じさせる背景はトキメキしかありません。
それも、リアルといえばリアルなのですが、なんというか、現実の世界ではなく、ジオラマの世界に迷い込んでしまったような質感なんです。
小さいヤーニーの視点で見ているから、というのもあるでしょうが、リアルでいて、でもどこか作り物っぽくて、そして美しい、という感覚。
↑伝わるでしょうか……?
基本的にはスウェーデンに実在する場所を参考に作っているそうです。なんて素敵な場所なんだスウェーデン……!
でも、Gキブリや蚊(蠅?)はそんなリアルじゃなくてよかったですハイ……。可愛いだけじゃない『Unravel』。
3. ヤーニー
我らが主人公、赤い毛玉のお人形:ヤーニー。
滅茶苦茶可愛いです。高い所から落ちると頭を掻いたり、初めてのところへ行くときはちょっと緊張した素振りを見せていたり、雨が降っていると耳が垂れたり、健気に頑張る姿はプレイヤーの胸を打ちます。
↑そろ~っと恐る恐る扉から出てくるヤーニー。
↑ようやく手に入れたおさかなのブローチをぎゅっと抱きしめるヤーニー。
また、公式でオリジナルヤーニー作りを推奨していたので、私もやってみました。
本家と比べると大分面長になっちゃいましたが……ww
クオリティはどうあれ、作るのはとても楽しかったです!w
かなり簡単につくれます。掛かった時間は1時間半くらいです。
Unravelとヤーニーの魅力に取り憑かれてしまった人は、是非とも作ってみて下さいね!
4. 音楽
最高です。
スウェーデンの伝統音楽とのことでしたが、やはりバグパイプやフィドルなどの楽器を使い、短いフレーズを繰り返したりする点はケルト音楽と近しいものを感じますね。
北欧なので、フィドルというよりニッケルハルパでしょうか。The sea3やYarny's Themeなんかは、鍵盤を押す音が聞こえるのでニッケルハルパを使っているとおもいます。
↑ニッケルハルパ。鍵盤+弦という不思議な楽器です。
緊迫感あるテンポの速いものから、ゆったりしたものまで、様々な曲があり、全て民族調で統一されていて音楽だけで物語を感じられます。クオリティがかなり高いです。
5. ムービー
どこでスクリーンショットをとっても素晴らしいUnravelのグラフィックですが、ムービーだと更にヤーニーが可愛いです!!
動きもとっても細かい!
↑「ぺたっ」
なんだこのかわいい生き物は……。
こうやって見ると、ちょっとトイストーリーっぽいかも? ヤーニーストーリーとして映画化してはどうでしょうか。(見たい。)
6. ストーリー
おばあちゃんの毛糸が誤って転がって生まれたのがヤーニー。ヤーニーはそんな生みの親(?)たるおばあちゃんの記憶をUnravel(紐解く)していきます。
おばあちゃんの記憶は楽しいものや、悲しいもの、沢山あります。ヤーニーはナルニア国物語よろしく、写真に入っていってその記憶を追体験します。
ストーリーがレベルデザインと噛み合っていて、違和感が全くないです。
それに、ハッピーエンド(?)なので、「おかえり、お疲れ様、ありがとうヤーニー」と、心穏やかにコントローラを置くことが出来ます。
また、アルバムに出てくるポエミーなメッセージも深いです。最後、スタッフロールがアルバムを捲ることで進んでいく演出もとてもステキでした。
7. 考察要素
ストーリーも特に難解なところはないし、もし何か書くとするならば、たまに出てくるスウェーデン語を翻訳機にブチ込んで纏めることくらいでしょうか。
「ここわからなかったよ」という疑問などがあれば、コメント欄に寄せて頂ければ私なりに考えてみますので遠慮なく書き込んで下さい。
8. 最後に
最後まで通読ありがとうございました。
プレイヤースキルが壊滅的なので、出来るかわかりませんが、トロコンにも挑戦できたらいいなぁと思っています。
『Unravel』、素敵なゲームですので是非とも楽しんで下さい。今ならPSstoreで75%Offやってますよ。
それでは、あなたの小さな旅に、毛糸巻きのあらんことを。