世界観警察

架空の世界を護るために

"世界観警察"とはなにか

近頃、稀に世界観警察という言葉を耳にします。 基本的に、時代考証などに厳しすぎるファンを揶揄していうようです。 そこで、ブログを立ち上げるにあたり、敢えてこの名前をチョイス致しました。 悪いイメージを払拭するというのは簡単なことではありません…

Axël 翻訳中記 - 雑記

こんばんは、茅野です。 先日、ヴィリエ・ド・リラダンの「Axël(アクセル)」第四幕 五場の拙訳を上げました。ど初っぱなから最終場っていう。すいません。ネタバレ気にならなければ読んでやってください。 sylphes.hatenablog.com ↑こちらです。 Axëlの翻…

Axël 第四幕 五場 - 戯曲翻訳

こんばんは、茅野です。 布教とフランス語の勉強を兼ねてAxëlの現代語訳を書いたので載っけておきます。只でさえ長いので、細かいことは別記事で。 sylphes.hatenablog.com ↑翻訳の方向性やこだわりについてはこちらに書いています。 それでは、早速ですが、…

新国立劇場「エウゲニ・オネーギン」四日目2019/10/9 - レビュー

こんばんは、茅野です! 昨日は「第16回チャイコフスキー国際コンクール 優勝者ガラ・コンサート」にお邪魔していました。チェロ弾きの親がサンティアゴ・カニョン=ヴァレンシア氏のファンで……。勿論、わたしも楽しませて貰ったんですが、わたしは寧ろこれ…

新国立劇場「エウゲニ・オネーギン」三日目2019/10/6 - レビュー

こんばんは、茅野です。 マルチェッロ・ジョルダーニ氏の訃報にくるしめられています。この間のパレルモ・マッシモ来日の「トスカ」が神回すぎたので……そうおもいませんか……。お陰様で一時期トスカ沼に堕とされて原作翻訳して遊んでたくらいなんですけど……。…

新国立劇場「エウゲニ・オネーギン」二日目2019/10/3 - レビュー

こんばんは、茅野です。 無限にオネーギン聴いてます。予習で聴いて本公演聴いて復習に聴いてるので無限に聴いてます。そういう訳で二日目公演お邪魔してきました~。 今日は音楽評論家の平岡拓也先生とご一緒してました。先生のレビューはここから連ツイに…

新国立劇場「エウゲニ・オネーギン」初日2019/10/1 - レビュー

こんばんは! 茅野です。 待望の新国オネーギンですよ!! いや今日は朝からもうそわっっそわですよね。出演者より緊張してました(誰)。 丁度1年前くらいに「新シーズン初っぱなはオネーギンです」って発表があって、「え、嘘じゃん(推し作品に対するマイ…

Eugene Onegin Opera Guide - 初・中級者向け解説

こんばんは! 茅野です。 いよいよ新国立劇場「エウゲニ・オネーギン」が数日後に迫っております。 当方は現段階でオペラ新規層の友人9人ほどの勧誘に成功しました。売り上げ貢献なかなかじゃないですか??wwww 理解ある友人に恵まれております。みんなオタ…

新国立劇場「エウゲニ・オネーギン」オペラトークについて

こんにちは、茅野です。 新国オネーギンが迫ってきております! いや、嘘だぁってかんじなんですけど。まだ三ヶ月くらい後だと思ってましたもん。でもやるみたいです。劇場に行くとめちゃめちゃポスター掛かってます。わたしも一枚欲しいのでください。 チケ…

「シェリ」「シェリの最後」のクロノロジー - 検証・考察

こんばんは、茅野です。 大学の前期成績表が帰ってきました。AAが4つ、Aが3つ、Fが3つ御座いました。どこに行っても極端なのがわたくしであります。「並」とは縁がありません。得意か不得意、いずれかなのであります。ちなみに落としたのは全て必修及び選択…

オネーギンになるための5つの小物 - Eugene Onegin 考察

おはようございます、茅野です。 先日は井内美香さんの講座にお邪魔させて頂いたり、相も変わらず元気にオネーギンオタク活動しております。個人的なことなので詳しくは書けませんが、他にも“オネーギンのご縁”でちょっと良いことがあったりなかったり……。 …

タチヤーナ、オネーギンの恋の解釈 - Eugene Onegin 考察

こんばんは、茅野です。 松本オネーギンが幕を下ろしました。とにかく寂しいです。千秋楽お疲れ様で御座いました。感想を拾っている感じ、素晴らしい舞台だったようで一オタクとしても非常に嬉しいです! さて、個人的なことを言えば明日からサークルの全国…

OMF「エフゲニー・オネーギン」二日目 2019/8/22 - レビュー

こんばんは、茅野です。 もう東京の自宅にいます。お陰様でなんだか現実感ないです。今までのことは全部夢だったんじゃないかと……。いや、全然有り得るな……(?)。 夢だった説がわたしの中で強くなってきたので、忘れないうちに今回もガッッッツリ感想書きま…

OMF「エフゲニー・オネーギン」初日 2019/8/20 - レビュー

こんばんは! 茅野です。セイジ・オザワ松本フェスティバル2019のオペラ「エフゲニー・オネーギン」、本公演初日行ってきましたよ!! 出演者でもないのに凄く緊張しました!(?)。 今回はトラブルにも見舞われ、ヒヤヒヤしましたが、無事終演できてほんとう…

OMF「エフゲニー・オネーギン」GP 2019/8/18 - レビュー

こんばんは、茅野です。 実は今日誕生日だったりします。21になりました。精神年齢は変わらず5歳です。 しかし今年はとんでもない誕生日プレゼントがあるわけですよ。「エフゲニー・オネーギン」っていうんですけど。人生初の公演の為の遠征です。昨日から四…

N公爵とグレーミン公爵 - Eugene Onegin 考察

こんばんは、茅野です。 松本が迫ってきてますね。感覚的にあと3週間くらいあるもんだとおもってたのでびっくりしてます(?) 早速ですが、今回は謎の多い人物・N公爵とグレーミン公爵について、相変わらず原作・オペラ・バレエ版を比較して考えていきたいと…

オネーギンに於ける同性愛的解釈 - Eugene Onegin 考察

こんにちは、茅野です。 前期、フランス文学史の講義を受けていたのですが(※フランス語学科)、名前は出しませんが講師の教授が同性愛文学に滅法つよい方で、講義の題は「近代フランス同性愛文学史」だったかな……ってくらい偏っておりました()(面白かった…

オネーギン第一幕の季節 - Eugene Onegin 演出考察

こんにちは、茅野です。 一回オネーギンの記事を書いたらもうオネーギンのことしか考えられなくなりました。厄介ですね。これが合法ドラッグか……。 というわけで今回は、オペラ・バレエ「エヴゲーニー・オネーギン」の第一幕の「季節」について、挿絵・各演…

Theatre in my Blood 翻訳 1 - Ballet "Onegin"資料

おはようございます、茅野です。 夏休みに入りました! が、色々やってます。ただ、学校行っている時よりは流石に時間に余裕があるので、趣味のほうも頑張っていこう! ということで、資料翻訳記事を書いてみようとおもいます。今回はクランコ版「オネーギン…

オネーギンは「ニヒリスト」か? - 雑記

こんばんは、茅野です。 新国立劇場が、来期の「エウゲニ・オネーギン」の広告を本格化してきましたよ。 公式サイトはもうご覧になりましたか? 見ていない人は今すぐチェック! www.nntt.jac.go.jp このシンプルな秋色のポスターが、わたしは好きです……。公…

マノンの思い出 - 文学・オペラ・バレエ雑記

こんばんは、茅野です。 この間、「早稲田オペラ/音楽劇研究所」にお邪魔して「『マノン・レスコー』のオペラにおける「聖女」マノン像―マスネの≪マノン≫を中心に―」という発表を聴講しました。マノンに関しては、原作・オペラ・バレエ一通り一回観た程度の…

ウィーン国立歌劇場(2013)の「オネーギン」について - CDレビュー

こんばんは、茅野です。本日は新国立劇場オペラ19/20シーズンの「エウゲニ・オネーギン」一般発売日ですよ! 皆さま準備は宜しいですか? はじまるのは戦争ですよ、瞬発力と課金力が試されております。これはチャンスなのです。ここで集客できれば、当演目が今…

依存と生き甲斐のテーマについて -フランス近代文学雑記

こんばんは、茅野です。 いつもはしっかり論題を定め、それを解決していく形で執筆するのですが、折角ブログというゆるい媒体なのだし、おもったことを書き連ねるだけというのもたまにはよかろうということで、ゆるい記事をお送りします。 というわけで、最…

「オネーギンの旅」翻訳

こんばんは、茅野です。 早速ですが、今回の記事では「オネーギンの旅」を訳してきます。 皆様は「オネーギンの旅(Путешествие Онегина)」をご存じですか。エフゲニー・オネーギンの作者である詩聖アレクサンドル・プーシキンが没にした、オネーギン第7章…

映画「救済同盟」が観たい! -帝政ロシア雑記

こんばんは、茅野です。 今、心の底から思っていることがあります。 映画「Союз спасения」が観たい! ということです。こちらはまだ公開されていないロシア映画で、6日ほど前に情報が公開されました。 邦題がどうなるかはわかりませんが、基本的な日本語の…

ドラマ版「悪霊」 - レビュー

こんばんは、茅野です。 めっちゃ今更なんですが、ドラマ版の「悪霊」を買いました。 ↑ポスターがまずカッコいい。 YouTubeにあるのでそちらで結構前に観たんですが、「1. 手元に置いておきたい」「2.楽しんだからにはちゃんとお金を払いたい」「3. 日本語字…

映画「マチルダ 禁断の恋」 - レビューと時代考証

どうも、朕です。(史上最高に頭の悪い導入) 改めまして、茅野です! 九月頃、国際政治TRPGみたいなのをやったんですけど、そのとき1914年WWI開戦時のロシア帝国評議会(ドゥーマ)の議場にて、皇帝ニコライ二世役を務めさせて頂いていました。わたしがニコ…

Mayerling Suite (Ballet) - Mayerling楽曲解説

こんばんは、茅野です。 先日(公開初日の12/7)、同期とROHライブビューイングの「Mayerling(うたかたの恋)」を観て参りました! いや、ずっと楽しみにしていたのでもう楽しくて嬉しくて、という感じでした……。 11日にもう一度観に行く予定なので、それま…

ROH Blu-ray(2009) 「Mayerling」レビュー

こんにちは、茅野です。最近、バレエ「Mayerling(邦題:うたかたの恋)」にハマっています。とは言え、実は全幕を通してみたのは一昨日が初めてです。観る前からハマるって我ながらなんなんだ。いや、確実にハマるなとおもったので、早々にBlu-rayを注文した…

シュトゥットガルト・バレエ団芸術監督講演と「白鳥の湖」2018/11/11

こんばんは、茅野です。 先日、「シュトゥットガルト・バレエ団2018公演についての記事はこれにてお終いです」と書いたばっかりなんですが、早速アクロバティックに禁反言を決めてしまいました。 11月11日朝にドキュメンタリー映画「シュトゥットガルト・バ…