おはようございます、茅野です。
昨日は自室の気温が25℃を記録しました。どうしたことでしょう。もう夏なんでしょうか。今月、雪降ったよな? 異常気象は辞めていただきたいところです。
さて、先日は我らがMETライブビューイングのオペラ『アイーダ』にお邪魔しました。
↑ 前回から古典ラッシュが始まっています。新作やってくれ~。
何だか久しぶりな気がしますが前回の『トスカ』にはちゃんと行っているので、旅に出たが故の感覚のズレですね。
今回の『アイーダ』は人気で、東劇では大分上演期間が延びているようです。それは何よりだ。新作やロシアオペラももっと観られて欲しいけど(延びているからいいやと一週間くらいレビュー書くのを怠ったことは内緒だ)。
今回は備忘がてらこちらの雑感を簡単に記して参ります。
それでは、お付き合いの程宜しくお願い致します!

キャスト
アイーダ:エンジェル・ブルー
ラダメス:ピョートル・ベチャワ
アムネリス:ユディット・クタージ
アモナズロ:クイン・ケルシー
ランフィス:モリス・ロビンソン
指揮:ヤニック・ネゼ=セガン
演出:マイケル・メイヤー
雑感
今回のMETの『アイーダ』は、36年振り(!)の新演出ということで話題になりました。確かにあの伝統的な演出、ずっとやっているなとは思いましたが、そんなに長かったか。
しかし、『アイーダ』はクラシックで豪華絢爛キンキラキンな演出とセットこそが売りなので、新演出で読み替えになっちゃったり、しょぼくなっちゃったらどうしよう……という懸念がありました。METの『アイーダ』は恐らく世界で最も豪華絢爛で、見応えありましたからね。
今回の演出では、「未踏の墓で考古学者が『アイーダ』の物語を掘り起こす」とのこと。それでは拝見しましょう。
第1幕
序曲の盛り上がりに照明が連動していて、洒落ています。
これネタバレなんですが、ミラノ・スカラ座の弦の精度がハンパじゃなくて怯えるまであったのですが、弦の精度はスカラ座の方が勝っているように思うけど、やっぱりMETオケは上手いということを再確認しました。何より指揮のネゼ=セガン御大が上手いのだということを思い知らされた。
勝つ前提で話を進めるラダメス。下に着く者としては、これくらい自信過剰な方が良いんでしょうか、どうでしょうか。
『清きアイーダ』は、最初は行末の高音が若干痩せていましたけど、声を温めてきたのは伝わります。
よく響いていたし、やはりベチャワさんはイタオペの方が合っているように思います。初期の頃はロシアオペラをよく歌ってくれていましたが、彼はイタオペの方が良いと思う。
最後はppで纏めました。このアリアはパワープレイでも許されますが、こういう弱音が難しいのはよくわかります。
アムネリスの登場。胸元の宝飾がアップになりました。スカラ座の博物館でもこういう舞台で用いたジュエリー類の展示がありましたが、一体幾らくらいするんだろう。
アイメイクが凄いです。真っ青。それでも段々似合っているように思えてくるから凄い。パパファラオも凄かった。確かにツタンカーメンとかアイラインあんな色だけども!
それにしても、アムネリスといい、エボリ公女といい、オペラの高慢な女ってなんで許せるんでしょうね。寧ろ好き、可愛いとさえ思う。やはり歌の力なのか。歌最強。
三重唱はアイーダだけ後方に陣取っていて、声飛ばすの大変そうだな〜と思っていました。まあ一列に並ぶのも変か……。意外と舞台上での立ち位置で声の飛び方って大きく変わりますからね。
使者もめっちゃいいテノールでした。王道イタオペテノール。全然普通に主役張れます。何故こんな端役をやっているのか。METって恐ろしい劇場だ。
「行け、聖なるナイル川の〜」以下略。この歌マジで好きです。『アイーダ』って地味に合唱がよくないですか? 軍隊向けの士気高揚ってこういうことだな~と思うし、軍歌で団結するのもわかる気がしてきます。
最後はテンポを崩さず、アッチェレランドせずで、堅実に纏めてきました。
タイトルロール、エンジェル・ブルーさん。最近はMETの常連で、『つばめ』などでも主演を張っていました。
とても良いソプラノだと思うのですが、今回は音が丸すぎるな~という印象を受けました。音が丸いことは全然悪いことではないのですが、アイーダは激情型とは言わないまでも、もう少し鋭さがあっても良いように思います。マグダの方が似合っている気がしました。
ところで、アイーダは何の神に祈ってるんだろうな、と今更ながら思いました。エジプト神話はメジャーですが、古代エチオピアの信仰、全然わからん。
第2場。
新国などを筆頭に、第2場は青っぽいカラーで纏めることが多いので、赤で纏めてきたのは意外でした。対照的ですね。
巨大な像と炎で、こちらはこちらで神秘的でした。『インディ・ジョーンズ』なんかを想起します。
それにしても、男性合唱上手いですね~。合唱指揮が交代したばかりの時は乱れが顕著でしたが、慣れてきた感じがします。……と思ったら、ネタバレですが、終幕の方ではちょっと乱れていました。やはり合唱指揮って大事なんだな……。
特徴的な手のひらを天に向けるポーズが印象的でした。
アムネリスの先唱は丁寧でいいですね。キャラクターに合っているかはともかく、丁寧なのは良いことです。慣れているな~と思っていたら、インタビューでも「一番演じた役」と答えていて、納得しました。
この辺り、大分雑音を拾っちゃっていたのが多少気になりました。衣擦れとか、靴音とか。マイクの感度が良すぎるのも問題かもしれません。
バレエシーンの弦の低音が素敵でした。インストはオケの見せ所ですからね!
今回はバレエというより、おちびちゃんたちをリフトしていく簡素なタイプ。「子どもと神性」というのも結構相性いいですからね。
それにしても、神官の口デッッカ! こぶし入りませんかそのサイズ?
第2幕
休憩なく続けて第2幕です。あの舞台転換を休憩挟まずやるとは、大したものです。『アイーダ』で1-2幕の間を休憩挟まずにやるなんてことが可能なんだ。
現代編の演技が入ります。上手前で女性が iPad 的なものに壁画を模写していきます。どんどん複雑に、カラーになっていきます。
音は風切り音のみ。
それでは本編です。トランペットの合いの手が上手すぎます。
侍女のダンサー組はスリットの空いたドレスで、生足・裸足が艶めかしかったです。
改めて、『アイーダ』ってバレエシーン多いなあとしみじみ思いました。わたしはバレエも好きですが、オペラの中のバレエシーンはあんまり好きではなく、単に「ダレるなあ」としか思わないことの方が多いので、パリジャン / パリジェンヌとは同志になれなさそうです。
アムネリスのヴェールの光沢が凄い。材質何?
「何か心配事でも?」のタメがよかったです。憎たらし~! 好き~~!!(オペラの高慢な女が好き)。
みんな大好き凱旋行進曲、まさかの現代編だった!
エチオピア→エジプトの略奪ではなく、古代→現代への略奪に読み替えています。イギリス人だったらウケます。聞いているか泥棒博物館? なんか今リストラからのトラブルで色々大変らしいですけど……。
これはシンプルに驚いたし、面白いなと思いました。研究の為とはいえ、確かに古代の人が故人を想って入れた副葬品を勝手に引っ張り出して博物館に並べるのは如何なものか、という考えもある。推しの墓の副葬品が気になりつつも開けたくはないオタクの葛藤。
アイーダトランペットは、途中で変な減速をしたのが多少気になりました。ちなみに部隊は舞台中段にいました。なかなかアップにならないので、最後に気付いた。
バレエは全員男性で、兵士でした。8人からスタートして、最後は倍くらいに増えていました。
正直ダレたと思いますが(まあこれは振付の問題というより作品の問題)、手を繋ぐポーズのところは画になっていて良かったと思います。
エチオピア人捕虜に異様に痩せこけた男性がいて、「ほんとに飢餓状態? 大丈夫??」と思ったら、歌っていなかったので歌手ではなくダンサーさんか俳優さんのようです。MET、最近体型面まで配役ガチってないですか? 怖いんだけど……。
エチオピア王アモナズロ。演じているのはこの間の『トスカ』でスカルピアを演じていたクイン・ケルシーさんですが、スカルピアはなんだったんだ? ってくらい良いです。なんだったんだ? いや、別に悪いとまでは言わないけど……。
アモナズロの方が悪そうまであります。それでいいのか? まあいいか、カッコよかったし(雑)。こちらの方が圧倒的にハマり役で輝いています。
歌詞の話ですけど、ラダメスの「苦しむアイーダの顔はより美しい」ってほんとお前な、はよ別れろ。まあ Плачьте, эти слезы / Дороже всех сокровищ мира! についてはわたしも同意しているけど。
「明日は自分が負けるかもしれないのだから敵にも慈悲を」って歌詞いいですよね~。こんな良いこと言っているのに関わらず、実は機会を虎視眈々と狙っていて反逆するのも凄く良い。この辺り、現代の漫画とかにしても映えそうだもんな。
わたしは国際政治の研究会で何度もエジプトを担当していたので、基本的にエジプト贔屓なんですけど、キャラクターで考えたら『アイーダ』って一番推せるのはアモナズロだよね、と思います。過去に同期と『アイーダ』応援上映なる怪奇イベントを開催し、エジプト軍を全力で応援する茶番をやったことがある。
幕が降りた後、バックステージでみんなマッチョポーズをしたりウインクしたりしていてお茶目で可愛かったです。
ラダメス役のベチャワさんにインタビュー。「ヴェルディの音楽の中心に居られる幸福」と語っていて、いいなと思いました。
『清きアイーダ』はやはりテノール泣かせとのこと。序盤すぎるよな! 劇場2時間前入りして喉を温めるらしい。それは伝わっています。
ラダメス役は special で、彼は naive な男との由。まあ「THE・イタオペ王道テノール」の代表格ですからねえ。
もうMETで18年も歌ってるらしい。う、うそぉ。マジですか? ベチャワさんがもうベテラン枠だと……?? 未だに若々しいレンスキーのイメージなんですけど……。
「レンスキー、『フェドーラ』のロリス、ローエングリンなどを歌ってきて、どれも楽しかった」と語っていて、わたしは最初にレンスキーの名が出たのが嬉しかったです。まあ彼はキャリアの初期はレンスキーばっかりでしたから、そうだよね。
METという劇場について、「温存しなくていい、恐れなくていい、役を選ばなくていい、劇場が素晴らしいから。」とアドバイス。
わたしも1回くらいMETには行ってみたいですが、来年の『オネーギン』は日本でもライブビューイングをやってくれる説がそれなりに濃厚なので、いつ行くことになるやら。『オネーギン』以外で行くモチベーションは無いしなあ……。
演出のメイヤーさんへのインタビュー動画。
実在のエジプト学者オーガスト・マリエット(1821-1888)が重要との由。
古代編と現代編を描き分けるにあたり、現代ではセットが古代のものに見えるように、古代編では彼らにとっては単なる現実に過ぎないのだからリアルに描くことを重視していると語っていました。
それにしても、メイヤーさんの英語が聞き取りやすすぎた。リスニングテスト全部これで頼む。
現代編では、証明を青や緑で統一しているのは、エジプシャンブルーを模しているとのこと。基本は粘土など自然由来のものを顔料としているが、青は特別に鮮やかなものが当時から出始めたそう。フェルメールの青といい、絵画にとって青って重要なんですねえ。
「『アイーダ』は博物館の展示になりがち」という発言が印象深かったです。ローラン・ペリー演出の『ジュリオ・チェーザレ』を思い出しました。それでも今回も可能な限り当時のエジプトに忠実にすることを心がけたとのこと。
タイトルロールのブルーさんと、ネゼ=セガン御大へのインタビュー動画。
Country≠Patriaであると仰っていたのが興味深かったです。イタリア語の Patria の方がもっと包括的なイメージらしい。
ブルーさんの生まれ育ったロサンゼルスは青空、海、丘があって正に『O, Patria mia』で歌われる歌詞と同じであり、感情移入がしやすいとのことでした。これは「何かの喪失に纏わる歌」であり、父を亡くした経験を想って歌っているそうです。
また、「これ以上ないほど完璧な歌」と断言。Thank you Verdi!
ダーヴィドセンさんの過去映像集。最近METで出ずっぱりの彼女ですが、事前インタビューには全然出てきませんよね。忙しいのかな。いや、他の歌手もめちゃくちゃ忙しいと思うのですが……。
なんと『スペードの女王』がMETデビューだったらしい。いきなりチャイコフスキーのオペラ流れてびっくりした。ここまでやっぱりヴェルディもいいな〜みたいな気持ちにさせられていたのに、「チャイコしか勝たん!!」と思い直させられました。怖い。
来シーズンはイゾルデとブリュンヒルデをやるそうです。ワーグナー祭りだ!
第3幕
休憩を挟んで、アムネリス役のユディット・クタージさんにインタビュー。
メゾ・ソプラノですが、地声からしっかり低いタイプでした。声域と喋る時の声の高さってあんまり比例しなかったりすることもありますが、彼女はガッツリ比例していた。
異様なほどのパリピが多いMET主要歌手勢の中で(今回のベチャワさんも然りですが、やはり代表格はグリゴーロ氏にヴィラゾン氏。なんだこの圧倒的テノール率)、テンションも低め。
アムネリスは一番の当たり役で、既に60公演以上歌っているそうです。慣れているのはよくわかる。アムネリスのことを "She is my girl." と言っていてウケました。「本作の中で唯一、作中を通して成長していく役」という指摘に納得しました。
ヴェルディはメゾソプラノの声域をよく理解していて、理想的なくらい歌いやすい曲を書いてくれているそうです。実際、ヴェルディのメゾのアリアっていい曲揃ってますよね。それが歌いやすいなら殊更良きことだ。いいこと聞いちゃいました。
序曲のVn.1の弓の動きが好きです。当たり前ですが、綺麗に揃っていて、見応えあります。まあ、『アイーダ』を演奏会形式で観る機会なんてほぼないですからね(春祭ではやっていたけど)。
神官の低音がよく響いていてよかったです。是非グレーミンもやってほしい。似合いそう。
噂の『O patria mia』ですが、mai più と繰り返すところの演唱が素敵でした。
音が高くなるにつれヴィブラートの幅が広くなる傾向があります。それにしても、壁に凭れる体勢でよく声出るなあ……。
最後にアイーダの頬を撫でてから去るアモナズロの演技も印象的でした。
マジでスカルピアよりずっと良いです。まあスカルピアは悪者を演じ切る表現力を求められるので、意外とかなり歌手を選びますよね。
Pur ti riveggo, mia dolce Aida~のド王道テノール感凄いですよね。たまにはこういう王道を真正面から浴びるのも大事ですね。ベチャワさんはちゃんと王道をやりきってくれるテノールだと思います。
ラダメスってアイーダがエチオピア人なの知らんのか? ってくらい無神経なこと言いますよね。よく考えてみて欲しいのですが、果たして我らがダグマール姫がプロイセンの将軍に惚れる日が来るでしょうか。地球が逆回転をしたとしてもそれは有り得ないと断言できます。やっぱり『アイーダ』は物語に無理があるよな……と思わざるを得ません。
最終的には取り下げるとはいえ、王女でさえある恋人に国を棄てさせる前提なのがもうDV彼氏だもんな。死刑になれとまでは言わないけど、一度全力ビンタくらいは食らった方がよい。
ベチャワさんは今日は弱音を頑張る日らしい。
「逃げよう」辺りからかなり加速して、いいと思います。その後の揺らしも解釈一致しました。やっぱりネゼ=セガン御大オペラ振るのめちゃめちゃ上手いわ(みんな知ってる)。
それにしても、こんなアホでよく将軍が務まるよなあ……。それでいいのかエジプト。そんなに指揮官がアホでも勝てるほど強いのかエジプト軍。
第4幕
続けて第4幕です。
アムネリスの独白、見事でした。「秘密を漏らしたのは偶然だとしても、私を失望させたのは裏切り」というような歌詞も凄いですよね。今、物凄いスローペースで『反逆罪』を読んでいるのですが、それを想起しました。これがマイェスタス……ってコト!?(?)
この時唐突に思ったんですけど、『アイーダ』ってほとんど小道具ないですよね。大道具は豪華だけども。逆に『トスカ』が多すぎるのかもしれない。
神官の rrrrラダメース の溜めがマジで好きです。これがないと『アイーダ』終われないよね。今日もキマっていました。『オネーギン』の「手紙」の укором! もこれくらい巻いて欲しい。
ここでは、合唱が結構オケとズレたのが勿体なかったですね。
最後、眠くなりませんか? アムネリスが「安らかに眠れ」って連呼してくるし。『アイーダ』は豪華絢爛な割に最後がショボいんですよね……。
短剣を持っていたのでイヤな予感はしたんですが、アムネリス自害エンドでした。えー、作中を通して成長したのに? 「生きるのです!」って散々ラダメスに説教したのに? それは解釈違いだな~……アムネリスはもっと強い女だよ……。
カーテンコールではアムネリス役のクタージさんが泣いていました。テンション低めかと思ったら、内に秘めているタイプだったか。ギャップ萌えかもしれない。
メイヤーさんのキレキレな動きで流石に笑ってしまった。この人普通に面白いな……もっと表舞台出てきてもいいよ。
最後は Memory of Otto Schenk の表示が。今年の初めに亡くなっていたんですね。R.I.P.。
こんなところでしょうか。
METの古典演目の上演としては、平均的な出来であったかと思います。平均点がこれというのが恐ろしいところですが、大失敗でも最高の名演という程でもないかな……というところ。古典で観客の度肝を抜くのは難しいですけどね。
新演出ということで、読み替え演出が嫌いなわたしは身構えましたが、最後のアムネリスの解釈以外は意外に良かったと思います。程よく現代の風を取り込みつつ、古典的な良さも残している。流石メイヤーさん。
ネゼ=セガン御大は相変わらず最高で、合唱指揮はもうちょっと慣れると良いかな、というところ。歌手は端役まで粒ぞろいで、神官や使者は出世して欲しいですね。
以上!
最後に
通読ありがとうございました。8000字ほどです。
こんなに中身がないのに、こんなに文字数が嵩むのは何故なのか。
METの次の『フィデリオ』はパスかなあ……。実はちゃんと観たことないんですが、それというのはつまり食指が動いていないということで……。
今後、全然オペラやバレエのチケットを取っていないんですよね……。何かオススメの公演がありましたら教えてください。
次回の記事ですが、一本ゲームの記事を書いて遊ぼうかなと思います。うちの読者さんは好きな作品だと思うので、ご紹介させてください。オペラネタもあるぞ!
それでは、今回はここでお開きと致します。また次の記事でもお目に掛かることができましたら幸いです。
