世界観警察

架空の世界を護るために

オルカに会いたい! - 鴨川への旅

 こんばんは、茅野です。

わたしはすぐマニアックな無茶ぶりをする害悪なのですが(自己紹介)、最強にフッ軽の友人を手に入れ、それが加速しております。

 

 今回は久々の旅日記。折角のブログなので!

今更ですが、年始の鴨川遠征の記録を簡単に記しておきます。それでは宜しくお願い致します。

 

 

オルカ(シャチ)に会いたい

 筆者とよく LINE をする方ならご存じかもしれませんが、わたくし、オルカが好き。スタンプもそんなんばかり使っているので、よく「好きなの?」と訊かれますが、好きですね。

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 ↑ まつおるか さんの「おるかちゃん」シリーズ。ぐう可愛い。

 

ちなみに、好きになった切っ掛けは勿論こちらなんですけれども……。

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↑ 『ARMORED CORE for Answer』シリーズに登場する革命組織「ORCA旅団」。かっっっっこいいですよね……すき……。

 

 しかしながら、わたくし、肉眼でオルカを目視したことがない! ということで、たま~に「オルカちゃん会いたいな~~」とボヤいていたところ、仲の良い同期 Jamila に、「じゃ、長期休暇、行っちゃう?」と……。

 我々の住まう東京から最寄りのオルカのいる水族館は、勿論鴨川シーワールド。日帰りで行くには少々厳しい距離なので、お宿を取って一泊二日の予定に。……そんな軽いノリで、鴨川遠征が始まった―――!

 

一日目

 超がつくほどの夜行性・筆者は眠い目を擦りつつ、一方で超がつくほどの朝型・ Jamila は元気溌剌といった面持ちで、朝集合。東京駅から特急わかしおに乗り込み、いざ出発!

 

 車内で駅弁を食べる人々。わたくし(手前)のは蟹飯、同期(奥)は牛飯です。

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↑ 帆立の味がめちゃ染みてました。

 

 雑談をしている間に到着。なんて快適なんだ、電車一本とは……。

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 駅からは送迎バスですぐ。お宿に荷物だけ預け、早速シーワールド探索へ赴きます。

 

到着、対面

 入ってすぐ、丁度オルカのショーをやるということで、向かうことに。タイミングがよい!

「座席の後ろから三列目より前はびしょ濡れになりますよ」という、有り難くも恐ろしい説明を聞き、初っぱなから風邪を貰いたくはないので、そそくさと後方の席へ。

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KAWAII(語彙ゼロ)

イルカと比べてぽてっとしたボディ……自然の産物とは思えないほどメリハリあるカラーリング……そしてこのあざとさからは想像できないパワー……。KAWAII(二回目)

 イルカがチェロだとしたらオルカはコントラバスなんですよ、わかりますかね?(怪文書ヴァイオリン属にはない抱き締めたくなるなで肩ボディ……巨体に重低音……よいッ……(※筆者はコントラバスが好きです)。

 そんなわけでオルカちゃんを堪能した我々でした。

 

海獣、海鳥

 その後は海獣、海鳥をメインに見学。

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↑ ファンサ精神旺盛なアシカ。

 

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これからクイズを出すピィ~♪ 北方領土を不当に占拠しているのは(ry……でお馴染みのエトピリカ

 

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↑ ペンギンたち。様々な種類がいます。

 

 しかし、鴨川シーワールド、広い!! 同行してくれた同期 Jamila は博物館・美術館・動物園・水族館などではそれはもうじっくり観るタイプなのもあって、初日は海獣・海鳥のエリアだけで終了。

 

お宿へ

 お宿はお隣、シーワールドのオフィシャルホテル。和室で、二人での宿泊にしては広い方です。

わたしは散々、左手テレビ上部に掛かっているセイウチの写真が遺影にしか見えねえ……と失礼なことを申し上げていました(失礼しました)。
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↑ 遺影に見えん……??

 

夜の水族館

 御夕飯はホテルで済ませ、夜の水族館に入れるという夢のようなイベントに参加。これがナイトミュージアムですか……! 参加者はちびっ子が多く、女大学生二名は少々浮き気味。いえいえ、心は幼稚園児以下ですから!!(?)

 普段入れない夜の水族館には心躍るものがあるのですが、暗闇から聞こえる鳴き声や水の音は結構不気味かもしれないです。それもまた乙なのですが! あと、時期的な問題もあって、かなり寒かった。

 かなり長いこと暗闇の水槽から迫ってくるオルカちゃんを堪能しておりましたが、光が少ないこともあり、お写真は心霊写真じみたものしか撮れませんでした。こんなものでよろしければ。

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↑ 少々不気味な雰囲気も出せるオルカちゃんは万能かわいい生物である(迫真)。

 

環境学の夜

 夜の水族館を満喫した我々は、大浴場で入浴。宿泊客は小さな子供を連れた家族が多かったことからか、夜11時頃に行ったら貸し切り。広い浴場を占拠してきました。そして湯上がりに梅酒を一気する成人済み。

 

 部屋へ戻る際、売店で「タオロ」というオリジナルアイスを発見。何の変哲もない塩アイス……かと思いきや! 塩の産地がキリバス共和国!!!

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「それがなにか?」……そう、同期 Jamila はキリバス共和国に並々ならぬ愛を寄せる、環境学(特に海面上昇の分野)ガチ勢だったのだ!!

我々が所属する国際政治研究会では「終身栄誉キリバス大使」との呼び声も高い、同期 Jamila、まさかのここでテンションが最高潮に上がる。

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↑ 喜びのあまりパッケージをデコりはじめる同期 Jamila。

お風呂上がりのアイス、美味でありました!

 

そして、夜、折角水族館に来たのだし、水と環境に纏わる映画でも観よう! という話になり、Jamila の勧めで『モアナと伝説の海』を鑑賞。環境学に強い同期 Jamila 、そして不肖わたくし、神話学が好みで、二人で知識を補い合いながらの実況解説。

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↑  Amazon Prime の吹き替え版。

 そこでの会話を元に生まれたのがこの記事です。結構読み応えあるとおもいますので、よければどうぞ。

↑ わたしの持ち得ぬ環境学の知識も加わり、普段よりもボリュームあり!

 

 尚、この間はじめてポケスペ4章の記事を書いたわけですが、当初の切っ掛けは、「カイオーガって……オルカでは?(元ネタが)」というものでした。鴨川遠征以降、メジャージャンルの記事を書き続けているわたくし……。

↑ スペ4章はいいぞ……いいぞ……。

 夜中まで映画鑑賞・雑談を続け、楽しい夜を過ごせました!

 

二日目

 朝、目覚ましに叩き起こされ、起床。圧倒的寝不足ですが、本日も楽しく参りましょう。

朝食もお宿で済ませ、いざ出発! シーワールドは屋外での飼育・展示も多いので、朝の水族館も大変に気持ちが良いです。朝だと人も少ないですしね。

 

南国エリア・北極エリア

 前日訪れていない南国・熱帯エリアをメインに散策。

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↑ 愛らしいウミガメ。

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↑ ヒトデと……クロナマコ! 初めて実物を見ました。内臓出すところも見てみたい。

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↑ 鮮やかなエイ。

 

 そして、こちらもオルカに負けず劣らず人気の存在、シロイルカ

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↑ 知性の高さを感じます。

 脇腹の辺りが、なるほど人魚らしく、美しいですね。北極圏に生息するため、寒さ対策で背びれがないのも特徴です。

 ……どうでもいいのですが、帰宅した翌日、BBC WORLD を観ていたら、北極でシロクマがシロイルカを補食し、その白い身体が紅く染まるシーンを目撃してしまい、なんとも申し上げがたい気持ちになりました。はい。自然は残酷だ。

 

タマカイとの遭遇

 訳がわからないところでテンションがあがる、ズレた感性を持つ我々二人。今度はわたくしのテンションが急上昇!

きみは……タマカイじゃないか~~!!!!

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↑ 横ににゅっと引き延ばしたような特徴的なお顔と大きな身体。

 

 タマカイは英語では Goliath Grouper 、日本語では「魂が交わる(魂交)」と書き、人頭を丸呑みしたという記録もあるほどの巨体を持つ、獰猛なハタの仲間。タマカイといえば、そう、勿論、『ABZU』です!!

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海洋アドベンチャー『ABZU』に於いて、ゲームをはじめて最初にお目に掛かり、一緒に泳いでくれるお魚がこのタマカイ。思い入れもひとしおです。

↑ 詳しくはこちら。

 

オルカ、再び

 館内を一周し、良い感じに足も疲れてきた我々は、お腹を満たすことに。オルカの水槽の近くにレストランがあるので、入ってみることにしました。そしたら、こういった場所特有のあざといメニューが……。

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 ↑ あんまり可愛いたべもの、食べづらくないですか? 食べましたが……。

 オルカ型のご飯……なんということでしょう。あざといが過ぎる。

しかも、このレストラン、オルカの水槽が近いということで、なんと……。

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↑ 席からオルカが見える!

 素晴らしき立地。水槽が席から近いので、食べながらオルカ観察が可能。凄い。しっかし、水槽深いな……。

 

 店を出て、今一度ショーを見学した後、水槽に近づくと……。

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↑ はい可愛いありがとう。

ファンサしてくれました。わかっていらっしゃる。流石知能高きオルカ様。

 

帰還

 夕方4時頃、閉園時間と電車の時間を鑑み、撤退。再び特急わかしおに乗り込み、東京へ。勿論、お土産も入手済みです。

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↑ 同じあざといオルカのクッキー缶、手乗りサイズのオルカのマスコットを購入しました。仲が良いので。

 可愛いがすぎる。ちなみにクッキー缶の方は、内側にも絵が描いてあります。あざといがすぎる。

 

 わたしは睡眠不足でへろへろだったので爆睡しましたが、 Jamila 先生はお元気でした。流石すぎます。

そんなわけで東京駅へ、そして帰宅と相成りました。

 

最後に

 一泊二日の小遠征でしたが、とても楽しかったです。簡単な備忘録として残しておきます。念願のオルカちゃんに出逢えてわたくしは幸せでした……。また機会があれば訪れたいですね! 又、オルカと同じくらいジンベエザメも好きなので、今度は海遊館か美ら海か……いずれにしても遠いな!

 驚いたのは、上記のように、『ABZU』という海洋アドベンチャーの考察を書いていたことから、パネルを見るまでもなく、魚の種類がわかるようになっていたことですね。ゲーム内に登場する魚であれば、割と種類を当てることができて、己の成長を感じました。 Jamila も特に海洋に於ける環境保全が専門ですし、わたくしも海や海洋生物にもっと詳しくなりたいな! と決意新たに。茅野先生の成長にご期待下さい。

 4000字に到達しましたし、そろそろ締めさせて頂きたいと思います。お付き合いありがとうございました!