世界観警察

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『This Godforsaken Aerial』の楽譜を作成する - 『Dear Esther』

 おはようございます、茅野です。

今回は楽譜投稿のお知らせです。

 

 インディーズゲームファンでその名を知らぬ者はいない(と思われる)名作『Dear Esther』。

ゲーム界にウォーキング・シミュレータという新たなジャンルを確立し、以後「『Dear Esther』ライク」な名作は生み出され続けています。

 

 当然わたくしも『Dear Esther』がとても好きなのですが、このゲームに入れ込んでいたのは当ブログを始めるよりも前のことだったので、『Dear Esther』関連の記事は書けておらず……。それでも好きだ! という気持ちを抑えることもできず、この度、改めて一筆やってみることに!

 

 というわけで、『Dear Esther』より、『This Godforsaken Aerial』です。どうぞ。

 

 とてもシンプルな構成ですが、それ故に、勘のよい方は何かにお気づきかもしれません。

そう、この曲、右手がモールス信号になっているのです。

その文字列とは、勿論……。

  言えることは、『This Godforsaken Aerial』では、モールス信号で「ESTHER」という文字を何度も何度も繰り返している、ということです。

 What I can say is that "This Godforsaken Aerial,” uses Morse code and spells out the name “Esther” over and over again.

Interview: Jessica Curry on creating the score for Dear Esther

 

 なんてお洒落な仕組み! ……と思い、採譜してみることにしました。動画の最後で、種明かしをしてみたり。

シンプルな曲ですし、大体耳コピはあっているはずです。

 

 楽譜を pdf で出しておくので、ピアノが愛しい Esther の名を呼べるか、是非試してみてください。

 

 『Dear Esther』は、高校生の頃にハマっていて、休み時間にアメリカからの帰国子女の友人と共に「何言ってっか、わかんね~」とぼやき合いながら、原文と格闘していた懐かしい記憶があります。

『Dear Esther』は、ゲームであるだけではなく、文学でもありますから、それはもう凝った詩的な文章なので、英語に堪能な方に尋ねてまわっても、答えに窮されることが多く、やり甲斐があって、とても楽しく思っていたものです。ああ、この難解な作品を理解し、己の解釈を語れるようになりたい……。

 

 今回はここでお開きと致します。また別記事でお目に掛かれれば幸いです。