こんばんは、茅野です。
パリ・オペラ座来日公演、全ての演目が終演しました。お疲れ様です。そしてありがとうございました。またオネーギン持ってきて下さい! 懲りずに! 劇場側にとってコスパがいい作品なので!(たぶん)
千秋楽行った方はわたしに批評を送りつけて下さい待ってます(迫真)。
公演レビュー、今回も沢山書かせて頂きました。全部で4万字弱あります(1公演1万字前後)。時間があるときに読んで下さい。
初日↓
二日目↓
三日目昼↓
三日目夜↓
さて、今回はパンフレットについて。いや~、これは、…………。今回は、本当は一記事使うまでもない案件なんですけど、レビュー記事がそれぞれ長いので独立した形にしました。ネガティヴキャンペーンっぽくなるのを恐れて、終演後に投稿したかったこともあります。
取り敢えず書いていきますか。
↑表紙はお洒落
ジゼルについて
シンプルに勉強になりました。当方、こんな顔して実はフランス語学科に在籍しているので()、テオフィル・ゴーティエについてやオペラ座の歴史については必修であり、よい復習になりました。
改訂版でどこが変わったかなど、細かい説明がふんだんに盛り込まれていてよい資料になります!
とまあ、ジゼルについてはいいんだ。いいんですけど、問題は次ですよね。
オネーギンについて
これは酷いぞ!(第一声)
何って、8割方どこかで読んだことがある文章じゃないですか! なんだこれは!
いや、今回がオネーギン初見だ、という方は買って損はないと思いますよ。或いは、パリ・オペラ座に贔屓のダンサーさんがいらっしゃって、写真が見たいとか。
ただ、「オネーギンについて詳しくなりたくて」という理由で買う必要は一切ないです、何故ならば……。
ほぼほぼ一昨年のシュトゥットガルト・バレエ団来日公演時のパンフレットと内容が一緒だからだ……。
しかも、言ってしまえば”下位互換”。「物語(あらすじ)」「曲目解説」はシュトゥットガルト・バレエ団のパンフレットと一字一句同じもの、オネーギンの作品や歴史については同パンフレットの文章の切り貼りで、且つ内容も薄くなっています。マジでどうした。
アンゲラ・ラインハルト氏の文章はとてもいいのですが、もうこれ昔読んだよ~! となって興醒め。いくらシュトゥットガルトが本家とはいえ、使い回すのはどうなんだ……。
というわけで、内容について気になる方は一昨年の記事を読んで下さい。それで解決します。お終いです。
また、曲目解説についてなのですが、わたしも過去に書いています。このパンフレットに記載されているものは、数曲抜けていたり、一部間違いがあったりするので、正しくはわたしが書いた記事を見て下さい。
パンフレットに抜けている曲については、CDの冊子から拾ってきたり、そこにも記載がない曲が幾つかあるので、それはもうチャイコフスキーの曲を聴きまくって自力で探し当てた曲さえあります。ほんとうに大変だった。
それでもわかっていない箇所が二カ所あるので、リサーチを継続しています。
↑我ながら力作。
はい、以上になります。ほんとうに書くことなかった。
最後に
最後に駄目出しみたいな感じで終わってしまい、微妙に気分が悪いですが、ともあれ、パリ・オペラ座公演が無事に終演してほんとうによかったです。
コロナウイルスの問題もあり、一時はどうなることかとおもいましたが……。大きな事故などもなく、安心しました。
又、多くの人の心に残る公演になったことでしょう。というわけで、またオネーギンを宜しくお願いします(口癖)。
今度こそ今回の来日公演についての記事は最後になります。それでは最後までお付き合いありがとう御座いました!