世界観警察

架空の世界を護るために

大公殿下と公爵の往復書簡 ⑻ - 翻訳

Godaften! Hvorden har du det?(こんばんは! 如何お過ごしですか?) Jeg hedder Kayano, og er begyndt at lære dansk.(デンマーク語を学び始めた茅野といいます)。 Jeg vil også læse noget dansk materiale!(デンマーク語の資料も読んでいきたいです…

映画『危険な関係』(1959) - レビュー

こんばんは、茅野です。 先日、盛大にスマホを破壊しまして、修理に出していました。新品同様で戻ってきましたが、修理費が高い。もうバカをやらないようにしたいと思います。いや、正にこれは事故、そう、事故でしてね……(言い訳)。 それにしても、最近の…

NTLive『かもめ』 - レビュー

こんばんは、茅野です。 何故か毎年二月は、個人的に読書強化月間です。秋ではなく冬が読書の季節と化しております。 読書が大変に楽しいのですが、本を読んでいると記事を書けない。これは悩ましい。 さて、今回は公演評になります。 皆大好き National The…

「ホット・チョコレート」 - 近代レシピ考証

こんばんは、茅野です。 明日は恋する乙女たちの祝祭、「バレンタインデー」だそうです。皆様、チョコレートの準備は宜しいですか。 わたくしはあまりこういう商業的な由来のあるアニュアル・イベントには参加しないのですが、今年は折角近代19世紀の、主に…

「ビーフ・ストロガノフ」 - 近代レシピ考証

こんばんは、茅野です。 デンマーク語を始めてみたり、色々なことに手を出しているのに、またなんだかよくわからない新しい遊びを始めてしまいました。 現代と1861年の地図を重ね合わせたり、当時の街の写真を見たりしていたら、OSMのデータを元に1861年の帝…

映画『赤と黒』(1954) - レビュー

こんばんは、茅野です。 ほんとうにレビューを書くのが苦手で、寧ろ気が重いくらいなのですが、弊ブログの「レビュー」カテゴリが三桁に到達しそうです。わたくしが一番驚いております。マジか。 一向に執筆が上手くなる気配がないことだけが懸念です。 とい…

新国立劇場『タンホイザー』初日 - レビュー

こんばんは、茅野です。 別記事に切っ掛け等は書いていますが、最近デンマーク語の学習を始めました。「ニューエクスプレス」を1日に1課から2課進めている程度ですが、全面的に新しく知ることばかりなので、とても楽しいです。 ニューエクスプレスプラス デ…

「ネッセリローデ・アイスプディング」 - 近代レシピ考証

おはようございます、茅野です。 この記事を準備している間に、少しフランス語を喋る機会があったのですけれども、焦ってキメラ言語になってしまいました。複数の言語の学習をしていると、混ざりませんか。 特に一音節の接続詞が危険なのですよね……。フラン…

皇太子拉致未遂事件 - 1861年晩夏の反体制派たち

おはようございます、茅野です。 大寒波だそうですが、皆様無事でいらっしゃいますか。わたくしは引きこもって文字を書くことに決めました。 さて、先日の記事にて、日本で初めて、我らが殿下ことロシア帝国皇太子ニコライ・アレクサンドロヴィチ殿下をモデ…

「苺のロマノフ風」とはなにか - 近代レシピ考証

おはようございます、茅野です。 わたくしは健康優良児であることが数少ない取り柄の一つなのですが、最近利き手に謎の切り傷を作りまくったり(しかも最もよく使う親指と人差し指……)、歯茎が腫れて痛いなと思った途端親知らずが暴れ出したり(恐らく親知ら…

映画『美女と野獣』(1946) - レビュー

こんばんは、茅野です。 何事も、取り敢えず手を付けることが肝要です。やり始めれば、モチベーションが低くとも、意外と続くもの。それは当然、物書きに関しても同様です。 というわけで、続けて、苦手意識が拭えないレビュー記事を。 「ジャン・コクトー映…

映画『オルフェ』(1950) - レビュー

こんばんは、茅野です。 今後どんどん冷え込むそうなので、お身体にお気を付け下さい。 最近は「ジェラール・フィリップ映画祭」に通っているのですが、今回は別の映画祭に潜入。「ジャン・コクトー映画祭」です。20世紀中頃のフランス映画、流行っているの…

NTLive『レオポルトシュタット』 - レビュー

こんばんは、茅野です。 人生で初めてアロマキャンドルなるものを購入してみました。つい先程、おっかなびっくり火を付けてみたんですけれども、これ冬には大変よいかもしれないですね……。あたたかな灯火の揺らめき……。 お試しでちっこい子買ってしまった〜…

How fares my lady of the manor ? - 『The Stillness of the Wind』レビュー

こんばんは、茅野です。 最近全然ゲームをして遊んでいません。『ポケモン』の最新作を買ったのですけども、途中で止まっています。やらねば。ちなみにスカーレットの方です。 しかし先日、急に謎の虫の知らせがして、Nintendo Switch を起動したところ、何…

映画『パルムの僧院』(1948) - レビュー

こんばんは、茅野です。 個人的には、昨年12月頃から、謂わば「オタ活情勢」が白熱しておりまして、年始からまた蛮勇行動に手を染めております。皆様は素敵な年始を過ごされたでしょうか。そうであることを願います。 さて、今回は映画レビューです。「ジェ…

オペラ『フェドーラ』のワルツのピアノ譜を作成する

新年明けましておめでとうございます、茅野です。 昨年と打って変わって、今年は全く年末年始感なく時を過ごしております。年越しの瞬間も盛大に寝落ちていました。この落差。一応お雑煮はたべました。 ↑ 昨年は元旦から気合い入れて考察記事書いてました。…

大公殿下と公爵の往復書簡 ⑺ - 翻訳

こんばんは、茅野です。 先日の記事にも書いたのですけれども、なんでも、我らが殿下がモデルの小説が文学賞を受賞したとかで……。そんなことある?(最早口癖)。 しかし、拝読させて頂いたら、結構わたくしが書いた文章がそのまま流用されていて、思うとこ…

1865年5月のオーストリア - 歴史雑記

おはようございます、茅野です。 昨晩、衝撃的なマシュマロが届きました。 ファッ!?!?!!? な、な、……、そんなことある???お、おぉ……!? 余りの驚きに意味不明な文字列しか打てないのですが……、ええと、まずはおめでとうございます!! そしてわた…

ROHライブビューイング『Mayerling』 - レビュー

こんばんは、茅野です。 何となく気分的に久しぶりのバレエです。最近は映画やオペラばかり観ている気が致します。 そんなわけで、今回は Royal Opera House さんのライブビューイング今シーズン一弾、『Mayerling』を鑑賞して参りました! ↑ 今シーズンはオ…

「夜の女王」の復讐、「黒の舞踏会」 - 帝政ロシア雑記

おはようございます、茅野です。 先日、めでたく(?)、我らが殿下が「髪の毛一房43万円の男」に成り仰せてしまいました。そんなことある? ↑ 世の中には殿下の髪フェチというヤベー奴趣味のお宜しい方がいっぱいいるらしい。致し方ない、殿下の髪は美しい…

映画『モンパルナスの灯』(1958) - レビュー

こんばんは、茅野です。 昨日、4回目のコロナワクチンを受けました。どうせ副反応で外にも出られないし、本日は文字書きをするぞ! と思っていたのですが、意外にも朝から日中に掛けて39度まで熱が上がってしまい、生産性に欠ける一日となってしまいました。…

殿下の髪を入手し損ねた話

おはようございます、茅野です。 精神を安定させるのに最も有効なのは、言語化をすることだと信じている者です。 今回は全く書く予定のなかった単発記事です。大変感情が揺さぶられたので、言語化をしておきたいのです。 こちらは、深夜3時から早朝6時に掛け…

大公殿下と公爵の往復書簡 ⑹ - 翻訳

こんばんは、茅野です。 いつの間にやら、殿下関連の記事を40記事も書いているらしいです。なんだって。 連載をやると記事数が溜まりますね……。殿下研究が大好きなので、他にも書きたい内容が色々あり、今後もどんどん記事数を増してゆきそうです。恐ろしき…

映画『肉体の悪魔』(1947) - レビュー

こんばんは、茅野です。 レビューを書くのには苦手意識があると日々申しておりますのに、いつの間にやらブログの記事カテゴリーの最上位に位置しております。どうしてこうなった。 今年の春頃から、拝見した舞台芸術については、短くても一筆やろうと心懸け…

大公殿下と公爵の往復書簡 ⑸ - 翻訳

こんばんは、茅野です。 ユリウス暦でのことになりますが、殿下、名の日おめでとうございます。12月6日は、「聖ニコラオスの日」です。お祝いの準備は万端ですか? 公爵は63年にシガーケースを贈っていますが、毎年どれくらい貢ぎ物を貰うんでしょうね、あの…

大公殿下と公爵の往復書簡 ⑷ - 翻訳

こんばんは、茅野です。 この間、友人の家でお泊まり会をしたのですが、夜にディズニー映画の鑑賞マラソンを敢行しました。最終日にディズニー映画の中でも人気の高い名作『リトル・マーメイド』を観て、「なるほど、確かにこれは頭一つ抜けているな……」と分…

METライブビューイング『メデア』 - レビュー

こんばんは、茅野です。 昨日から冷え込みが激しくなってきた東京です。 某わたくしの趣味の研究対象氏(160年くらい昔のロシアの皇太子)は、病気療養の為に避寒地にいた時、郷愁に駆られて「ロシアの冬が恋しい」という手紙を書いているのですが、このよう…

大公殿下と公爵の往復書簡 ⑶ - 翻訳

こんばんは、茅野です。 公演評などの執筆に追われて、連載の更新がままなっておりません。今回は漸く投稿できて何よりです。 というわけで今回は、我らがニコライ・アレクサンドロヴィチ皇太子殿下と、メシチェルスキー公爵の往復書簡を読んでいくシリーズ…

ワンダーアキュート育成その他のオペラトークを解析する - 『ウマ娘』考察

こんばんは、茅野です。 新シーズンが始まり、オペラ三昧で御座います。新国立劇場が上演中の我らがロシアオペラ、『ボリス・ゴドゥノフ』を宜しくお願い致します。(レビュー1 / レビュー2)。 さて、劇場通いに勤しんでいる間に、来てしまいましたよ、彼女…

新国立劇場『ボリス・ゴドゥノフ』初日 - レビュー

こんばんは、茅野です。 昨今の供給の多いこと、多いこと……。記事を書くのが間に合いません! 速さだけが取り柄だと申しますのに! ちょっと待った! 時よ止まれ! 先日のゲネプロに続きまして、新国立劇場にて、我らがロシアオペラの一、『ボリス・ゴドゥノ…