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世界観警察

架空の世界を護るために

ダイアログ 3 - Everybody's Gone to the Rapture

  こんばんは、茅野です。

引き続き、Everybody's Gone to the Rapture -幸福な消失-のダイアログになります。

長いので、チャプター毎に分割します。今回はチャプター 3:フランクを纏めます。

チャプター1:ジェレミーのダイアログはこちらから。↓

sylphes.hatenablog.com

チャプター2:ウェンディーのダイアログはこちらから。↓

sylphes.hatenablog.com

 

文章は完璧にテキストデータに書き出し、誤訳、誤植(表記揺れ含)の疑いのある部位には下線を引きました。(タイプミス等があれば遠慮なくご指摘ください)。

考察用の資料としてご活用ください。

開発された言語である、英語版はこちらから↓ (シーンの順番も統一してあります)。

sylphes.hatenablog.com

 

 

フランク

自動発生

f:id:sylphes:20170131042904p:plain

リース:俺はバカをやったけど刑期は務めた

    でもまだ不当な扱いさ

フランク:この世にはな、リース

     他人の問題に首を突っ込む以外にすることがない連中もいる

     どうしようもねえことだ

リース:でも俺は一生懸命働いてる

    グレイブスさんは隙を見て俺が盗みをするって思ってるんだ

フランク:大丈夫だ リジーはいい人だよ

リース:でも彼女は夫に隠し事をしているじゃないか

フランク:よさないか!

     決めつけられるのが嫌なら自分も他人を決めつけないことだ

リース:すみません

フランク:口を閉じて余計なことに巻き込まれるな できるな?

リース:ああ… おとなしく ね

    OK

フランク:それからレイチェルには近づくな

     お互いに色目を使おうものなら 親父にもバレる

     サム・ベイカーが厄介なのは知っているだろう

     さあ そのレンチをよこせ この車輪を戻さないとな

 

 

手動発生

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ケイト:そこから観測所は見えます?

フランク:尾根の向こう 風車を過ぎたあたりだ

     いつでも逃げ出せるよう駅の近くに住みたいのかい?

ケイト:そんなところね

    あなたとスティーブンは…

    あまりうまくいっていないみたいですけれど

フランク:それはあいつと俺の牛の間の問題だ

ケイト:それはどういう意味かしら

フランク:他人には関係ないことだ

     あんたはいい人そうだが村のことで患わされたくないだろ

ケイト:1人でいられるなら願ってもない

    スティーブンは中心にいたがるけれど

フランク:は! 変わってないな

ケイト:フランク・アップルトンさん

    あなたは悪い人ね お姉さんに避けられるわけだわ

 

 

ラジオf:id:sylphes:20170131051939p:plain

ケイト:顕微鏡をのぞくと光が翼の細胞組織をなぞっているのがわかる

    昆虫のような単純な神経が蔓延を防いでいて

    鳥に見られたような出血がない

    スティーブンはまちがっている

    これは攻撃じゃないわ

    交信を試みた際の…

    副作用よ

    成長し…

    順応しながら学習している

    もうすぐ前進するはず

 

 

手動発生

f:id:sylphes:20170131053310p:plain

フランク:ブレーカー ブレーカー9 9応答せよ

     こちらロスト・カウボーイ 誰か応答してほしい

     もしもし?

     ブレーカー19 ブレーカー

     トラベリング・シャーロック チャーリー、いるのか? オーバー

ラジオ:私の… 私の家族が… 妻と子供が…

フランク:もしもし?

     誰だ? まったくなんだよ

ラジオ:何をすべきかわかっているだろう

ラジオ:無理だ そんなことできない

    お前は死刑執行をくだせといっているんだぞ

    自分の家族に

ラジオ:そんなこと僕だってわかっているさ!

    僕だって爆撃のときはここにいるつもりだ!

フランク:そんな! ダメだ

ラジオ:自己犠牲について僕に説教するつもりか この意気地なしが!

フランク:馬鹿野郎いったいなんてことを!

ラジオ:お前に考えがあるっていうならここに来てなんとかしてくれ!

    もう僕らに…

    選択肢はないと伝えるんだ

    やれと言え

    今すぐに伝えるんだ

 

 

自動発生

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エヴィー:変だっていってるだけよ

     丘を越えてすぐなんだから 迎えに行っちゃダメなの?

サム:ラジオを聞いただろう

   他人との接触を最小限にするんだ 感染の可能性がある

   それにジェレミー神父はみんな元気にしていると言っていた

   まだ芝居をやるつもりでいるらしい

エヴィー:家にいなきゃいけない時に

     なぜジェレミー神父がキャンプのことを知っているの?

サム:きっと聖職者だから特別許可でもされてるんだろう

   レイチェルのことは心配ない

   最近じゃキャンプに住んでるようなもんだろ

エヴィー:あの子は16歳よ、サム 私は17で妊娠したの

サム:そりゃあまあ俺だってレイチェルの素行は心配しているさ

   ほら その鞄をよこせ

   さっさと行かないと夜中になっちまう

エヴィー:どうして車が動かないのかしら 誰かに見てもらわないと

 

 

ラジオ

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グレイム:どうも

     ええ これまで20年間セミプロとして…

     ええ そう言ってもいいと思います

     ああ 同好会を運営しています

     天文学愛好家も専門の科学者もいますよ

     たまに観測所の望遠鏡を使わせてもらっていますが

     普段は… 自宅の裏庭で見ています

     ええ いえ 問題はそこです

     ジョドレルバンクが見る必要もありません

     数が多すぎるんです

     嘘じゃありませんよ

     外へ出て数えてください

     だからオリオン座ですよ 見つけるのは簡単だ

     帯上にいったい星がいくつあるべきかは

     あなたもよくご存じでしょう!

 

 

自動発生

f:id:sylphes:20170131073512p:plain

ジェレミー:知っていた?

フランク:ウェイドが6週間後に電話をくれてね

     もう話して平気だと思ったんでしょう

     あなたに対しては… 感謝の気持ちでいっぱいです

ジェレミー:素晴らしい女性でした

フランク:最高のね

ジェレミー:教会に戻ってください あなたがいないのは寂しい

フランク:私は神が憎い

     跪き信じているふりなどできません

     なぜあなたは神を憎まずにいられるのです

ジェレミー:憎まぬよう努力しているのです

      職務に反するのですよ

      「信仰とは望んでいる事柄を確信し 見えない事実を確認すること」

      信じるのです

      神の思し召しが見えずとも

      日曜に会えますか?

 

 

ラジオ

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ケイト:電話を切った 彼はわかっていない

    ここで直に体験したとしても理解するかどうか怪しいわ

    どうにかして信号を相互に…

    増幅させる方法が必ずあるはず

 

 

 

自動発生

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フランク:それであいつは観測所に転勤ってわけか?

ウェンディー:ああ このケイトって女がうまくやったんだろう

       こっちに戻る前に結婚するんだって

       相変わらずさ

       どうして戻るまで待てないんだかね

フランク:行くのかい?

ウェンディー:まさか!

       彼女の身内ばかりだろう

       どうせ作法も違うだろうさ

フランク:紅茶でも飲んでいくかい?

ウェンディー:いいや… 遠慮するよ

フランク:おい 頼むよ もう8ヶ月だ ちょっとぐらいいいだろう?

ウェンディー:メアリーが生きている頃は嫌がったくせに

       お前とチャーリー・テイトは

       妻を看病しなけりゃならないときに酒に溺れてただろ

フランク:まったくあんたはムカつくばあさんだな

ウェンディー:フランク・アップルトン! もう一度言ってみなさい!

       母さんの言ったとおりあんたはろくでなしだ!

       覚えておきな いつか痛い目に合うよ!

 

 

手動発生

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ウェイド医師:お姉さんはどうしてる?

フランク:葬式以来話していない

ウェイド医師:ああ そうか

       なあ フランク、私のためだと思って

       彼女のところに寄って元気かどうか見てくれないか?

フランク:ウェイド先生、爆弾が落ちたって

     ゴキブリとウェンディー・ボイルズだけは死にゃあしないよ

ウェイド医師:少し… 奇妙なことがあって

       ジョン・コールスというレイクサイドの常連客がいるんだがな

       ゆうべ姿をくらまして今度はバウトン夫人もいなくなったんだ

フランク:イーニッドが? そりゃ器用だな 春に片足を切断しただろ

ウェイド医師:ああ そこなんだよ

       ここ最近病院には鼻血と頭痛の患者が山ほど来る

       インフルエンザだと言われているが この道35年の私には納得がいかん

       だから様子を見てきてくれないかと思ってね

フランク:行ったとしても あいつが俺を中に入れると思うか?

ウェイド医師:そうか 忘れてくれ 私が会うよ 任せてくれ

       ああ、フランク

       病院に電話してこれを回収してもらいなさい

       もう8ヶ月も経つ

 

 

ラジオ

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ケイト:6号塔の電波望遠鏡が壊れた

    ペンローズからくる背景放射の値は測定域を超えている

    光を一緒に数学も歪んだように…

    あらゆるものが奇妙な光に包まれている

    顔はやけどで麻痺したまま

 

 

自動発生

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ハワード:ここはイギリスだ

     移動手段の列車を勝手に止めていいわけ無いだろ

     気に入らない まったく気に入らないね

フランク:ああそうだな だが気にしてもしょうがない

ハワード:みんなイライラして 俺に文句をいう

     列車を止めたのは俺じゃない

     何か警告はあったか? いや 何もなかった

     昨日は「騒ぎを起こすな これはささいな混乱だ」といって

     今日になったら

     「政府から追って指示があるまでお前がなんとかしろ」だ

     村の半分が消えちまった

フランク:何人かだよ 半分にゃ程遠い

ハワード:ああ そうかい

     だがな 俺はフォークランドでそりゃ色々見てきた

     今朝 古い空襲警報のサイレンを試してみたんだ

フランク:空襲警報? それでいったい何をするつもりだ?

ハワード:駅の物置で見つけたんだ

     ベッドの下に隠してた いつか役に立つと思ってな

     ああ ちくしょう

フランク:大丈夫 ただの鼻血だ

     ほら 俺のハンカチを使え

ハワード:フランク、ありがとう

     ここんとこ しょっちゅう鼻血が出るんだ

 

 

ラジオ

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ケイト:最後の放電でまた停電してしまった

    6号塔のまわりにオーロラが舞っているのが見える

    同時に頭痛がひどくなってきて幻覚を…

    みるようになり始めた

    古い記憶と新しい記憶に取り囲まれる

    もうすぐ変革が起こる 間違いない

 

 

自動発生

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グレイム:おはよう、フランク

フランク:息を切らしてどうした?

グレイム:観測所のゲートが故障してね はしごを貸してもらえないかと

フランク:壁の向こう側は3メートル以上あるんだぞ

グレイム:私は年寄りだがバカじゃない それで梯子は  (※表記揺れ?)

フランク:バカだなんて言ってないだろ リース!

リース:なんです?

フランク:グレイムに納屋の横にあるはしごを持ってきてやれ

リース:すぐに

フランク:気をつけてくれよ あんたの首が折れて

     スティーブンに文句を言われるのはごめんだ

 

 

自動発生

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フランク:おい ちょっと顔を貸せ

スティーブン:なんだよ! いったい何だって言うんだ?

フランク:何をたくらんでる?

スティーブン:邪魔をするな どいてくれ

フランク:リジーといたのか

     あの子に手を出したら痛い目に遭わせるぞ

スティーブン:パターンを追跡しなければならないんだよ

フランク:何の話だ、スティーブン?

     みんな病気で 鳥も俺の牛も死んじまった

     ケイトはどこだ?

スティーブン:まだ塔の中にいるんだろ

       発信器上の無線の座標を再測定すればいいのか

       間に合うなら…!

フランク:スティーブン! ケイトはどこだ 何があった?

スティーブン:いいからどいてくれ!

 

 

手動発生

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チャーリー:お前 昨日は牛が病気だなんて言ってなかっただろ

フランク:ゆうべ 帰りがけに調べたときは元気だったんだよ

     今朝 目が覚めたら 大量に死んでいたんだ

     なあチャーリー、今日 鳥の鳴き声を聞いたか?

チャーリー:いや 全然気にしてなかったからな

フランク:姉貴はリーキン山一帯の鳥が空から落ちたと思ってる

     ウェイド先生は 村中に病気の人がいるってよ

チャーリー:配達はしなくていいってメグに言われたよ

      谷一帯 隔離されているそうだ

      おとなしくしているのが一番だな

      すぐに元に戻るさ

フランク:元に戻るだって?

チャーリー:ああ そうさ

      牛のことは気の毒だったな

      だが事態が落ちついたら元に戻るさ

      こういう時のために備えがあるんだ

フランク:お前ももっとラジオを聞け

     事態が落ち着くなんてとんでもねえ

     いいか、チャーリー こりゃただごとじゃないぞ

 

 

自動発生

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フランク:これでいい

リジー:ありがとう それなら邪魔にならないわ

    よくわからないけど 突然止まっちゃって

フランク:もう1度やってみろ

リジー:もう… ガソリンを入れたばかりなんですよ!

    もう一台はロバートが街に行くのに使っていて…

    戻って来ないかしら

    今朝までには戻るって約束したんです

フランク:また酒を飲みに行ったのか?

リジー:四六時中 監視することはできません 子どもじゃあるまいし

フランク:何かあったのかい?

リジー:何も!

フランク:またスティーブンに会っているんだろ?

     こんなことはつづけるべきじゃない

     ロバートにだってじきにバレるだろう

リジー:今みたいに飲んだくれてちゃ気づかないわ

    ああ クソ! ごめんなさい

    もう一体全体なんなのよ なぜかからないの?

フランク:ほら 俺が送るよ

 

 

ラジオ

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ケイト:望遠鏡が使えるようになったけど

    パターンはレンズ上に焦げ付いた

    光と放射線を吸収するけれど

    どこにも送りださない

    ということから推測すると

    交信のエネルギー源にしているものと思われる

    動力が足りない

    複数の塔で受信量をあげられないかしら

 

 

 

手動発生

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スティーブン:フランク!

       フランク、頼む やめてくれ!

フランク:近寄るな 何をしたか知ってるぞ!

スティーブン:リジーは? どこにいる 見つけなくちゃ!

フランク:引っ込んでろ

     警告しないと 止めなきゃならない

スティーブン:止められないんだ 分かってくれ

       僕が嫌いなのは分かる

       でもこうしなければこの谷だけじゃなく

       すべてが終わるんだよ、フランク すべてだ!

フランク:でたらめ言うな

スティーブン:止められないんだよ クソ!

フランク:あと1歩近づいてみろ

     その頭をふっ飛ばしてやるぞ

スティーブン:分かった! 分かったよ 僕は行く

       でもリジーに会ったら逃げるよう言ってくれ

       まだ間に合う

       フランク、頼む 彼女のために

フランク:そんなに心配なら お前が守ってやればいい

スティーブン:分からないのか? 僕は行けないんだ

       誰かがここで全員が死ぬのを見届けなくちゃ

 

 

終末

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フランク:俺はフランク・ジェイコブ・アップルト

     これを聞いているってことはスティーブンは正しかったんだろう

     飛行機をよこすことで事態の悪化を防いだんだ

     気持ちのいい朝だ

     俺はメアリーを看取れなかった

     怖かったんだ

     だからパブに行った

     「なるようになる」と彼女は言った

     「一緒に向き合ってほしい」と

     だができなかった

     でも今ならできる

     今なら向き合えるよ、メアリー

     もうすぐだ

 

 

 

チャプター4:リジーにつづく……